町の電気屋さん
出血大サービスのノボリに釣られて立ち寄った電気屋は、ボーナス商戦真っ只中だというのに閑古鳥が鳴いていた。
めぼしい品もないので店を出ようとしたところ運悪く店員に捉まった。やたら熱心に扇風機をすすめてくるので、隣の家電量販店の方が安いと断ると、何を血迷ったのか店員はファンに指を突っ込んだ。
鈍い音、飛び散る飛沫。
「出血大サービスですから」
と、したり顔の店員の手には数枚の絆創膏。どおりで客がいないわけだ。
出血大サービスのノボリに釣られて立ち寄った電気屋は、ボーナス商戦真っ只中だというのに閑古鳥が鳴いていた。
めぼしい品もないので店を出ようとしたところ運悪く店員に捉まった。やたら熱心に扇風機をすすめてくるので、隣の家電量販店の方が安いと断ると、何を血迷ったのか店員はファンに指を突っ込んだ。
鈍い音、飛び散る飛沫。
「出血大サービスですから」
と、したり顔の店員の手には数枚の絆創膏。どおりで客がいないわけだ。
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