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200文字小説

町の電気屋さん

作者: 名野創平

 出血大サービスのノボリに釣られて立ち寄った電気屋は、ボーナス商戦真っ只中だというのに閑古鳥が鳴いていた。

 めぼしい品もないので店を出ようとしたところ運悪く店員に捉まった。やたら熱心に扇風機をすすめてくるので、隣の家電量販店の方が安いと断ると、何を血迷ったのか店員はファンに指を突っ込んだ。

 鈍い音、飛び散る飛沫。

「出血大サービスですから」

 と、したり顔の店員の手には数枚の絆創膏。どおりで客がいないわけだ。

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― 新着の感想 ―
[一言] お久しぶりです。 この作品、一見すると単なるコメディにも見えますが、強引で場違いなセールスを皮肉った風刺なのではないかと思ったりしました。いや、単なる深読みです。すいません。 楽しませていた…
[一言] ほっ……シュレッダーじゃなくて良かった。
[一言] ちくしょう! 声を上げて笑ってしまったではないか! いやあ、名野さんのカラーが色濃く出ていましたね。それでいて読者を笑わせるとは流石です。 楽しませていただきました^^
2010/08/16 23:16 退会済み
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