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まずは1000字の文章を書いてみないか?~読み手から書き手の立場になって見えてくる全く違った景色~

作者: 光堕ち赤座
掲載日:2025/12/11

まずは1000字程度の文章を書いてみないか?


現在時刻は深夜11時。


私はキーボードに指を走らせながら訴えかけたい。


これまで小説家になろうに作品を投稿したことが無いあなたに。


内容は問わない。


文章のクオリティも問わない。


まずは1000字。


1000字の文章を試しにあなたには書いて欲しい。


その時に重要なのは”1000字の文章を書き終わるまでに経過した時間をしっかり記録すること”である。


この1000字という文章量。あなたはたかが1000字だと思うかもしれない。


しかし、やってみて実際に気付くはずだ。


「何気に1000字書くのは面倒くさい」と。


あなたがまだ1000字程度の文章を学校の宿題のような義務的なものではなく趣味の範囲内で書いたことのない未成年だったらなおさらそう思うかもしれない。


その経験はきっとあなたの宝になる。


だってほとんどの日本人は文章作成と一生付き合っていく運命にあるのだから。


だからキーボードの練習だと思って、又はスマホの高速入力を極める為だと思って試しに一度チャレンジしてみてほしい。


読者の為でもなく、サイトの為でもなく、あなたのために。








え?


1000字なんて余裕?


なら次は2000字を……なんてことは言わない。


1000字のままでいい。


だから次は1000字でどれだけの人を唸らせる文章を書けるかに挑戦してほしい。


話は変わるが、世の様々な人はこのサイトに投稿するにあたって2500字~3000字くらいの文字数が無いと人からは読まれないと言う。


しかし正直、文章を書くことに慣れていない人には少しハードルが高い。


初めてこのサイトで文章を投稿するというのであれば、その敷居はもっと低くて良いはずだ。


私のこの1000字という提案も初心者には望み過ぎな要求なのかもしれない。


現時点でざっと550文字くらいなのだが、この文章より少ない文字数で人を感動させる文章を作成できる人もザラにいることだろう。


勿論それでもかまわない。100字でも100字未満でも大いに結構。


私の狙いはもう一つある。


それは、このサイトに小説を投稿する作家の凄さを身をもって理解することが比較的簡単にできるからだ。


何も「このサイトに投稿されているような作品程度だったら俺にでも書けるぜ!」と言う輩の鼻を明かしてやりたいなんていう訳ではない。


私はこれまでずっと読み専と呼ばれる、ネット小説を読むことが趣味の人間だった。


定期的に作品を投稿してくれる作家の皆様にはいつも感謝をしながら小説を読ませて貰っていた。


しかし、ひょんなことから私は自分でも小説を書いてみようと思った。


「私が愛してやまないネット小説を執筆している彼らの側に試しに立ってみよう」と。


私が投稿したのは人様にお見せできるような代物ではない、1000字程度の駄文だった。


私は思った。


「小説を書くのってこんなに面倒くさいのか」と。


私には自分が思っている以上に文章を書く能力が無かった。


行き当たりばったりで書いているから文章や物語にまとまりが無い、例えるなら公園の落書きのような駄文だった。


しかし、その駄文をネットの向こう側の誰かに見てもらい、初めてPvが付いた時の感動はかけがえのないものだった。


その日から私はネット小説家に感謝と尊敬の念を向けるようになった。


私は強く訴えかけたい。


まずは1000字程度の文章を書いてみないか。


あなたが愛するネット小説家を心の芯から尊敬するためにも。









最後に、あなたに1000字の文章を執筆することを勧める私なりの3つめの理由をお伝えしたい。


1つ目の理由は「何気なく1000字という文字数の作品を投稿してそれをネット上の他者に認知してもらうことは、ささやかな人生の財産になり得ると考えているから」だった。


2つ目の理由は「好きなネット小説家のことを同じネット小説投稿者の視点から尊敬することをあなたに提案したいから」だった。


そして3つ目の理由は「僅かながらあなたの読書量の増加に寄与できるかもしれないと思ったから」である。


現在、日本人の読書量は大人も子供も減少傾向にあると言われている。


SNSや動画サイト、ショート動画アプリ等で手短に娯楽を得ることができる現代において、わざわざ読書を娯楽とする必要もないのかもしれない。


しかしあなたはこう思っただろう。


「最近読書してないなぁ」


「読書しなきゃなんだけどなぁ」


現に読書には知識・語彙力・論理的思考力・判断力・共感力の向上、集中力・自己肯定感・メンタルヘルスの改善など、にわかには信じがたいがとにかく様々な効果があるという。


しかし、これだけメリットが多くても人は本に手が伸びない。


何を隠そう私も本に手が伸びない人々の内の一人で、どうしてこんなに本が読めないのかと悩んだ。


その結果、私は本を読むという行為を『「ちゃんとした文章に触れる能力」が十分にあるから行える動作』と捉えることで強引に納得した。


英語に例えると分かりやすいかもしれない。


海外のニュース番組や海外の新聞の方が日本のニュース・新聞より世界の情報が報道されているのだから、もし国際的なニュースをもっと知りたければ海外ニュース番組を見て海外新聞を読めばいい。


それは海外の本や雑誌においても同じであり、日本では入手しづらい情報の多さという点において海外の本や雑誌の価値は日本のそれとは比べ物にならないくらい高いだろう。


が、ほとんどの日本人は英語に苦手意識を持っているからそれらに手を付けない。


まあ、その理由として海外の情報なんて特に無くても日本では生活できるからと言うことが出来るので、前述した捉え方はかなり強引な考え方なのだが、しばしお付き合い願いたい。


さて、「英語がめんどくさいから英語を媒体とする情報に手が伸びない」という行動の回避について説明をした訳だが、読書にもこれに類する行動の回避が見られると私は考える。


現に著者から出版社や校閲を経て書店に並び私たちの手元にやってくる本の中の文章に対し格式高いイメージと抵抗感を持つ私は「ちゃんとした文章に触れる能力」を有していないため、読書をするだけで疲れるしカロリーが消費されたかのような感覚を覚える。


だから自然と本を遠ざけるようになる。


では、この「ちゃんとした文章に触れる能力」はどのように育てれば良いのか。


その答えは英語学習にあった。


数年前から、英語学習では読み聴き、すなわちインプットよりも、実際に英語を自由に話す、書き出すといったアウトプットが重要視されるようになってきたという。


ならば「ちゃんとした文章に触れる能力」もインプットよりアウトプットの方が重要なのではないだろうかと私は提言したい。


そしてこの場合のインプットは読書、アウトプットは執筆と言うことができるだろう。


つまり、執筆活動が読書をするための素養を自然と培ってくれるのである。


かくいう私も趣味で執筆をするようになってから執筆のネタになるようなものを探す目的で本に手が伸びるようになった。


読み専としてこれほど嬉しいことはない。


まあこれはN=1なのであまり参考にならないと思うが、もし興味を持ったら是非ご自身の身体で試してみて欲しい。







さて、長文がダラダラと続いてしまったためここでまとめに入りたい。


現在時刻は深夜0時半過ぎ。


空白・開業を含まない場合の文字数はあと少しで3000字になる。


これは1000字を書くにあたり30分かかったことになる。


改めて、日に何話も同クオリティの作品を投稿をするネット小説家の皆様に尊敬の念を抱く結果となった。


さあ、どうだっただろう。


ここまで読んだあなたには文章を読む能力があり、それは文章を書く能力があることの裏付けでもあることは前述した通りである。


是非、ネットにあなたの作品を投稿してみてほしい。


執筆を通して新たな経験を、新たな視点を、新たな世界観を手に入れて欲しい。


誰の為でもない。あなたの為に。


そして、もしできることなら執筆を通して読書をもっと好きになってほしい。


勿論、「執筆なんてやっぱり無理だ」と言って筆を折っても構わないと私は思う。


ただ、執筆を経験する前よりも後の方が読書により深みが増す……かもしれないことをどうか期待してほしい。


同じ読書好きとしてあなたの今後の読書ライフがより充実したものになることを切に願って、本エッセイの締めとさせていただく。

投稿前にチェックを済ませて保存するまでにもう1時間かかった為、やはりネット小説家は凄いと思わざるを得ない。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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