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200文字小説 『愛しているということを』

作者: 杏藤 輝行

 私の首へ手をかける彼。親指に強く込められた力で、ゆっくりと締め上げてくる。

「愛してるのに、どうして分からない?」

 そう言う彼を、拒絶したのが事の始まり。理由は信じられなかったから。でも薄れゆく意識の中で、今確かに感じ取る。

 やっとの思いで彼の頬に手を当てて撫でると、締め上げる力が消えた。

「愛してるわ、私も」

 彼は泣きながら私を、今度は強く抱き締める。


 命を支配しようとする程、愛してくれる人は他にいないわ。

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― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは^^ 猟奇的な情念が200文字で上手く昇華されていると思います。 激しい恋愛ですね^^; 二人の日常など、いろいろな場面を知りたくなってきました。
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