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現国と問題

 現国の授業での、班内で印象を伝えあうこと…

 清家さんが、最後残っていた日谷さんに当り障りないことを…

 そして復活した日谷さんも、俺たち3人に当り障りないことを言った。


 これでとりあえずは先生からの課題も終わりか、俺がそう人心地ついていると…

 わりとすぐ先生から…


 「どうやらどの班も終わったようですね。では、次の課題に入ってもらいます。」


 できることなら、もう少し休みたかった。

 というか、これで授業が終わって欲しかった。

 

 時間を見てみると、残りは10分くらい…

 長いけど短い時間…

 もう少しだけ、頑張らないといけないみたいだ。


 そして先生から…


 「課題というのがですね…

 授業の最初に、皆さんで読んでもらったプリント…

 それは、私が卒業した〇大学の過去問です。

 そんな果てしなく難しい問題を、今の皆さんが一人で解くのはまだまだ難しいと思います。」


 この先生、一々癪に障るんだよな…

 

 「なので…

 今皆さんが組まれているグループ全員で、その問題に取り掛かってもらおうと思います。

 そしてそれを、来週のこの時間までの宿題とさせてもらいます。」


 はっ…?


 「もちろん、残りのこの時間で終わるのなら終わらしてもらってもいいです。

 ただ終わらなかった場合は、さっきも言いましたが宿題ということですね。

 では皆さん、チャイムがなるまでご自由に頑張ってください。」


 先生の話が終わってからとりあえず、俺は問題を見る。

 すると設問が10個…

 しかもその問題には記号問題なんてなく、どれもが文章を記入する問題ばかり…

 

 俺はまた時計を確認する。

 すると、残りは10分弱になっていた。

 

 10分弱で文章を記載する問題が10問…

 

 これ、どう考えても絶対無理くね…?

 しかも班で肯定派と否定派にわかれて、ていう問題もあるし…

 どう考えても、宿題にする気しかないだろ…

 というかこれ、どう頑張ったら10分弱で終わるんだよ。

 あの人、絶対に頭悪いだろ…


 とりあえず、他の班の様子を見ていると…


 「うわぁぁぁぁ。絶対におわらねぇぇぇぇ。」

 「宿題じゃん!!」

 「師王がいるから、余裕だな。」

 「宿題やだぁぁぁぁぁぁ。」


 こんな感じの声で…

 ほぼほぼが、嘆きの声ばかりだ。


 まぁ、そうだよな。

 そうなるよな…

 

 そして自分の班のメンバーを見てみると…

 燎斗と日谷さんは、ピラピラとプリントをめくってるだけ…

 なんというか、あきらめムードだ。

 で、清家さんは顔が青ざめている。


 うん、確実にこの時間じゃ終わらないね。

 はぁ…

 宿題か…

 めんどくさ…


 しかも一番めんどくさいのは、対立意見の問題があること…

 これは…


 とりあえず、俺はみんなの顔を見ながら…

 「どうする?集まったりする…?これ…」

 

 俺のそんな意見に、まず燎斗は…

 「めんどくさ…」

 日谷さんは…

 「どっちでも…」

 清家さんも…

 「わ、私もどっちでも…」


 うん、なんだこの班…

 やる気もまとまりもなさすぎだろ…

 誰の意見すら、参考にならないんだけど…


 はぁ…

 どっすかな…

 集まるか、集まらないか…

 そう言えば…


 「燎斗はさ、バイトいつ?」

 「あー…」

 燎斗はそんな声をあげながら、斜め上に視線を上げた。

 

 そう、燎斗はバイトをしている。

 コンビニのバイトだ。

 そして、けっこう頻度良く入っていたはずだ。


 「矢代、バイトしてるんだ。」

 「まぁ…」


 日谷さんの問に、燎斗はそう返す。

 そしてそのまま燎斗は続けて…


 「土日は両方とも昼からで、平日の放課後は今日と、あと月火だな。それ以外は、確か休みだったはず…」

 

 つまり時間があるのは、土日の朝と平日なら水木か…

 今日が金曜日…

 だから、集まるとしたら明日もやろうと思ったらいけるど…

 この問題を、明日の朝までに…

 しかも燎斗は今日もバイトがあるっぽいから、明日の朝までというのは…


 「燎斗はさ、日曜日までにこれ、やってこれるか…?」

 「たぶんな…」


 抑揚の少ない声…

 その声には、自信があるのかどうかが分からなかった。

 でもまぁ、たぶんいけるだろ…


 「日曜の午前中、集まる…?」

 「しゃーないな…」

 「私はいいよ。」

 「わ、私も…」


 とりあえずは、みんな問題ないらしい。

 なら…


 「じゃー、集まるか…」

 

 こうして俺たちは、日曜の午前中に集まることになった。

 そしてこの後、具体的な時間と場所などを決めた。

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