第5章 サブタイトル
地球を出発して一週間……
一行はついにマジック星へたどり着いた。
栗
「やっと着きましたね」
シロ
「どうでもいいけど、サブタイトルにサブタイトルってなんだよ。意味わかんね~よ」
生時
「しょうがないですよ。作者がアホですから」
栗
「いや、作者アンタだから」
美奈子
「そんなことより、レーダーで確認するわよ」
美奈子は、ソセゴンレーダーで、ソセゴンボールを確認した。
美奈子
「北の方角で、三つの玉が移動している。おそらく、その愛しのエリーって人ね」
シロ
「なんだ愛しのエリーって、お前エリーザを愛しているのか?あたったこともないのに愛しているのか?て、言うか、何でお前はチャオゾウという奴を知っているんだ?しかも、それを俺たちに教えてどうするんだ?」
美奈子
「そんこと女の口から言えないわ」
シロ
「そうですか……」
美奈子
「あっ、さらに北のほうに3つの玉が……おそらく、エリーちゃんは、すでに6つ集めたようね」
シロ
「マジかよ!よし、北のほうへ行くぞ!」
美奈子
「キャンピン○カプセル」
シロ
「行くって言ってるのに、なに休もうとしてんだ!」
美奈子
「疲れたから、ここで待っている」
シロ
「お前、何しに来たの?」
美奈子
「あんたたちの変わりに、お金払ってあげるため」
シロ
「すんません!生意気言って!」
生時
「じゃあ、僕も」
栗
「アンタは来いよ!」
生時
「栗八クン、僕は主人公だよ!主人公は、皆がピンチになったら現れるものさ」
栗八
「アンタ、今まで活躍したことね~じゃん!」
シロ
「ほっとけよ栗八……どうせ病人や女は足手まといだし……だがレーダーは借りていくぜ!」
美奈子
「いいけど、もう電池ないわよ」
シロ
「おい、予備の電池ないのか?」
美奈子
「ないわよ」
シロ
「ないわよ……じゃね~よ!この馬鹿女!」
美奈子
「誰が、タクシー代払ったのかしら?」
シロ
「スイマセン!美奈子さん!」
栗
「あんたやっぱり、前の師匠にそっくりだ」
シロ
「とにかく北のほうに行くぞ!」
栗
「は、はい」
生時
「(よし!行ったな!ゲヘ、ゲヘ……俺は作者、美奈子をどうしようと、俺の自由……)」
美奈子
「生時くん、変なことしたら、熱線銃で殺すから!」
生時
「怖いよ~、この人ほんとに愛の戦士!?」
結局、作者であっても、美奈子を自由にする事は出来なかった。
一時間後……
北のとある場所……
シロ
「クソ、北のどこまで行けばいいんだよ!そうだ!今なら気を感じれる気がする」
栗
「そんなこと出来るんですか?」
シロ
「……やっぱ、出来ね~!クソ!誰か本物の孫○空を連れてきてくれ!」
とその時、二人の前をオバ○のQ太郎みたいな生き物がドッチボールくらいの玉を両脇に一つずつ、頭に一つ乗せて横切っていった。
シロ
「栗八くん、なんか、変な生き物が通っていたけど、もしかして今の漫画に出てくるオバケみたいなのが、エリーザかな?名前しか聞いたことないんで俺……」
栗
「え、違うでしょう……ここの星の人じゃないんですか?」
シロ
「でも、ソセゴンボールみたいなの持っていたよ」
栗
「あれ?本物はあんなに大きい玉なんですか?」
一瞬黙り込み、
シロ、栗
「あれがエリーザかよ!」
と二人同時に叫んだ。
シロ
「あれが、凶悪と噂されているエリーザ!まったくどこが凶悪なんだ?噂はあてにならんな~よし、いくぜ!八!」
栗
「へい、親分」
シロ
「エリーザ!覚悟!」
ついにエリーザとの戦いが始まった。
その頃生時たちは……
美奈子
「遅いわね~、ねえ、生時君もボール探し手伝ってきてあげて、お願い」
生時
「分かりました。美奈子さんの頼みなら行ってきます」
美奈子
「いってらしゃ~い。あなただけは帰ってこなくていいからね」
生時
「ひ、ひどい……」
その頃シロたちは……
シロ
「栗八、ここは俺に任せて、お前はボールを集めて来い。たぶんこの先に3つあるはずだ」
栗
「分かりました」
だが、その時!
ズラ
「貴様ら!エリーザになんて事を!」
ようやくズラがマジック星にたどり着いたのだ。
果たして、シロたちは無事ボールを集める事が出来るのだろうか?