第3章 戦士の戦死!
まさかのノムチャの死……
だが、悲劇は続いた。
生時の携帯に、今度は美奈子からメールが届いたのだ。
そして、再び、生時は驚いた。
生時
「目玉の天さんが……死んだ!」
一同
「なに!」
生時
「息子さんから電話があり、茶碗風呂で溺死したとのこと」
シロ
「マ、マジかよ……ん?ピコ?どうした?」
シロはピコちゃんのそばに行き、そして……
シロ
「死んでる……」
一同
「なに!」
彼は栽培人間の恐ろしい姿を見て、ショック死していたのだ。
シロ
「ピコのおじさ~ん!」
そして、またまた生時に美奈子からのメールが……
生時
「こ、今度は……チャオゾウが死んだ」
一同
「何!……て、チャオゾウて誰だ!」
生時
「さあ……」
栗
「アンタ、一応作者でしょ!」
ズラ
「そ、そんな……チャオゾウが死んだだと……」
シロ
「あん?ズラ知っているのか?」
ズラ
「ああ~、この星に来る前に、惑星イーガで仲良くなった、どんぐり眼に赤いホッペのかわいい宇宙忍者ハットリチャオゾウ君だ!」
栗
「何で、アンタの知り合いが死んだ事を美奈子さんは知っているんだ。大体、それを僕らに教えてどうするんだ」
生時
「死因は、イーガに攻め込んできたコーガ星人、ハッパを倒すために自爆したとのこと……て、なんで美奈子さんはそんなこと知ってるんだ!?」
ズラ
「これが戦いなんだな……」
栗
「僕らはまだ戦ってないですけど……」
ズラ
「そうだったな!そろそろ始めるか……よし、行け栽培人間!ん?」
栽培人間はピクリとも動かない。
ズラ
「どうした?何故動かん!」
彼は懐から取扱書を出し、それを読んで驚いた。
ズラ
「何てことだ!動かすには乾電池が必要だったとは……しかも一体につき、単三乾電池4本もいるのか~」
シロ
「お前、馬鹿だろ!そんな奴がベジ○タのような存在になれるわけね~」
ズラは慌てて、電池を買いに行こうとした。
だが、道路に飛び出し、車と激突!
運転手
「や、やべ~飲酒運転がばれちまう」
男はそのまま逃走した。
飲酒運転は絶対にしないでください!
ズラ
「うっ、うう……鼻血!この俺が鼻血を流すなんて……不潔!あたしったら不潔だわ!」
シロ
「お前はブル○将軍か!しかも車にもろはねられて、鼻血で済んだのかよ」
ズラ
「貴様ら~、許さんぞ!」
シロ
「俺たち何もやっていないから、お宅が勝手に車にはねられただけだから……」
ズラ
「いいか!俺が出会った異星人とは、あのエリーザだ」
シロ
「な……なに!エリーザだと……お前そんな危ない奴とつるんでいたのか!」
ズラ
「ああ、そしてエリーザは今、あのマジック星に行き、ソセゴンボールを集めているところだ!」
生時
「なに!?ソセゴンボールはこの星のモノじゃ……」
シロ
「ああ~、あれか……あれは俺の親父が作ったパチモンだ!本物はマジック星にある」
生時
「そうだったのか……」
ズラ
「ソセゴンで我が母星を滅びした後、シロ!次はお前を裏切り者として粛清する」
ズラは携帯を出し、あるところに電話を掛けた。
ズラ
「もしもし、宇宙タクシーさんですか?至急一台タクシーをお願いします」
10分後……
運転手
「どちらまで?」
ズラ
「惑星マジックまで頼む」
運転手
「へい!」
シロ
「どうやら、かつての同士だけでなく、エリーザとも戦わねばならんようだ」
運転手
「お客さん、鼻血出ていますよ」
ズラ
「フッ……凄い戦いだった……いや、これからもっと凄い戦いが始まる」
運転手
「そうですか~」
このベズーラ戦で、ノムチャ、目玉の天津、ピコちゃん大魔王、そして、チャオゾウの4人の戦士たちが散った……
果たして、謎の異星人、エリーザとは何者なのか?