第1章 新たな伝説の始まり
ハゲハウス……
この日は生時がブドウ会で優勝した記念とウーノスケと生ビーデルの結婚祝いが行われていた。
生時
「いや~、遅くなりました。現実の世界に戻って、バイトしてたもんで……あれ?美奈子さんと、ハゲ先生と栗八しかいないじゃない」
美奈子
「ノムチャとプーは知り合いのリサイタルがあるから来れないって、メールがあったわ。地獄のリサイタル助けて~!と書いてあったけど……あと、目玉の天さんは茶碗風呂に入っているから遅れるそうよ」
その時!
ウーノスケ夫婦がクリキントンという雲に乗ってやってきた。
そして一同は驚いた!
彼らが子供を連れてきたからだ!
栗八
「おかしいだろ!結婚して5日しか経っていないのに、何で子供が……しかも、どう見ても4歳位の子を……」
ウーちゃん
「オラたちの子じゃないぞ!山で捨てられていたから、うちで飼うことにしたんだぞ!」
栗八
「犬や猫じゃないんだよ!ちゃんと警察に連絡したほうが……」
生時
「まあまあ、で、この子の名は?」
ウーちゃん
「白ご飯、略してシロだぞ!」
シロ
「どうも、シロで~す。趣味は糖分摂取、夢は糖分王になること」
栗
「に、似ている……僕の前の師匠、坂田銅時に……」
シロ
「あっ、そいつが俺のホントのお父さん」
その時だった!
ものすごいスピードで海を泳いでハゲハウスに向かってくる者がいた。
シロ
「チッ、厄介なやつが来たぜ!」
謎の男
「ハアハア……さが、探したぞ!白ご飯、いやシロ夜叉」
シロ
「ズラ……」
ズラ
「ズラじゃない……俺の名はカツラディッツだ!」
シロ
「なげ~んだよ!お前なんかズラで十分だ!」
栗八
「あんたら、一体何者なんだ!」
ズラ
「俺も白ご飯もそして、その親父もこの星の人間じゃない!生まれは惑星トウバク!20年前にペリー星人というやつらが攻めてきて、やつらとの戦いが始まった。だが3年前に、まだ1歳だったお前が、敵陣に乗り込み、我らの勝利は見えたかと思った。だが、我らの王トクガは敗北を認め、わが星はペリー星人たちのものとなった。そして、お前ら親子は俺の前から姿を消した」
シロ
「よく地球が分かったな」
ズラ
「俺も自分の星を捨て、宇宙に出た。そして強力な異星人と出会った。そういうことだ!」
シロ
「何がそういう事なんだ!オメ―が宇宙に出て、強力な異星人と出会ったのと、俺が地球にいる事と、どう関係があるんだ?」
ズラ
「俺は、その男とともに、軟弱化したわが母星を滅ぼす!どうだ!シロ!テロリストの血が騒がんか?」
シロ
「どうでもいいよ。その前に俺の質問に答えろよ」
ズラ
「そうか!仲間になりたいか……だが、一つ条件がある」
シロ
「勝手に話を進めないでくれる。滅びしたけりゃ好きにやれよ!」
ズラ
「な~に、簡単な事だ!明日までに子犬、子猫を100匹用意するだけさ……俺はあの肉球を触るのが大好きでね。それまで、栗八くんを人質として預かるから」
栗
「何で僕!しかも何で僕の名前知っているんですか?初対面ですよね?」
ズラ
「じゃあ、いい返事を期待しているぜ……あの~、スイマセンが、ボート貸してください!人質つれては泳げないんで」
ハゲ仙人は弟子の身を考え、ボートを貸した。
それから1時間後……
シロは誰かに電話をしていた。
シロ
「じゃあ、頼んだぜ!」
生時
「ま、まさか、かぐ○ちゃんみたいな子が来るんじゃ!?」
しばらくして、現れたのは……
ピコ
「わしゃ~の地球征服の邪魔をするのは誰だがや?」
現れたのは、か○らちゃんみたいな子ではなく、ピコちゃんだった。
生時
「シロさん、ピコちゃんを知っているんですか?」
シロ
「ああ~、この星に来る時、同じシャトルの乗客だった。」
ピコ
「そいつを倒せば、地球はわしゃ~のもんになるがや」
生時
「よし!目玉の天さんやノムチャたちにも来てもらうようにメールを入れておこう。で、どうやって行く?」
美奈子
「じゃじゃ~ん!四次元袋!ここから……どこでも○ア!これで行けるわ。でも、めんどくさいから、私は行かない」
ハゲ
「ワシも年じゃ……足手まといになるといかんから、ワシも残る」
ウーちゃん
「オラたちも残るぞ!」
シロ
「いいか!やつは馬鹿だが、強さは本物だ!気合入れて行くぞ!」
果たして地球の運命は……?
て、地球関係ないがや!
新たな登場人物
目玉の天津・・・DBだと天津飯のような存在で、体の上に目玉がある妖怪。
モデルは「ゲゲゲの鬼太郎」の目玉の親父。
身長もモデルである目玉親父と同じくらい。