白猫の日常?1
~白猫サイド~
眩い光が収まると白い空間に残っているのは女神と俺だけだった。
立ち上がろうとしたけど立ち上がれない四つん這いがやっとだ、下を見てみると毛むくじゃらの小さな足が見えた、抱き上げようと手を伸ばしたら空振り、何度か同じ事をするが猫の足が動いている?他の動きをしてみると同じように猫の足が動く...ニャーウ(なんとー)驚愕していると。
(汚らしい獣が入り込んで居るわね、あの3人を召喚した時に紛れ込んだみたいね、ま~いいわ何処かのダンジョンにでも捨てて置けば弱そうだから直ぐに死ぬでしょあー汚らわしい)
床に黒い穴を開けると穴にむっかて蹴った、穴に向かってゴロゴロと転がっていき穴に落ちる寸前に爪を穴の淵に引っ掛け何とか留まる。
(獣は獣らしく地にひれ伏せて居れば良いのさ)言うだけ言うと反転して歩き出し指をパッチンと鳴らして歩き出した。
すると穴が徐々に閉じ始めた、怒り奮闘だったが焦ってガリガリとよじ登り穴が閉じる前には何とか脱出できだ、落ち着くと沸々と怒りがこみ上げてくる何とか傷の一つも付けてやりたいと思い息を殺して忍び寄り考えた結果背中に爪を立てて耳を食いちっぎてやろうと決め、身体にあらん限りの力を込めて飛び掛かった、
するといきなり心臓がドクンと脈を打つも今しかチャンスは無いと思い襲いかっかた、女神が縮んだように感じたが構わず実行した、結果は自身が人間大に巨大化していたため背中は爪を立てる処か肩口から骨を砕き内臓を引きずり出す形となり耳を噛切ってやろうとしたところ頭を嚙み砕いてしっまた、頭はそのまま粗食してしまい下を見ると無残な女神の遺体がその中に光る球体が薄っすら光っていて周りの肉が復元している、神は不死であり遍在すると言う言葉を思い出した,球体の周りの肉が元に戻ろうして僅かに蠢いていたので球体を爪で穿り出したら遺体がビクンと動いたので口でかみ砕いた、ボリボリと粗食していると遺体がビクンビクンと反応していたが、ある程度かみ砕いた所で動かなくなったので飲み込んでしまった、眠くなったのでその場に丸くなって眠ってしまった、眠ると同時に身体が小さくなっていった。
しばらくすると三つ人影が現れた、《ヴリトラの神域で間違いは無いのですよね?間違いございませんアマテラス様、神域が縮小傾向になっておりましたので空間の固定をしておきました。あそこに何か倒れているみたいですね確認してきます、》
肉塊となり果てたヴリトラと子猫がいました、
《ヴリトラに何が起きたのか記憶を読み取りなさい、子猫もどうよに記憶を読み取りなさい。》
~神様サイド~
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《ヴリトラは幾つもの禁忌を犯していた次第です、子猫の方はヴリトラを討伐した物ようでございます。》
《ツクヨミよ、この子猫がヴリトラを倒したと言うのか》
《スサよ事実だ、ヴリトラに蹴飛ばされ時空の穴に落とされそうになって、穴の際にしがみつき穴が閉じる間際に抜け出して、油断しきっていたヴリトラ背後に忍び寄り肌に爪を立てて耳を食いちぎろうと全力を出して一矢報いようとしていたのだ。》
≪ツクヨミよおかしくないかこのような小さき物が仮にも女神たるヴリトラを再起不能にどうしたら追い込めると言うのだ、≫
《スサよ事実だ、ヴリトラに襲い掛かる間際に怒り感情と理不尽な境遇と仕打ちに憤慨して身体の変革がおき巨大化したのだ、まー巨大化と言っても人間大が精々だったがな、そのまま背中の骨をへし折り内臓も引きずり出して頭を嚙み潰したと言う訳だ》
《ツクヨミよヴリトラが再生しないのはどうゆうことだ?》
《スサよこの物は、神は遍在すると言う言葉を知っていてな、ヴリトラの神核を嚙み砕いて飲み込んでしまったのだ、》
《ツクヨミよ理解したこの物は汚れた魂魄と言うことで間違い無いな。》
《スサよ早まるな、この物の魂魄は美しくもある、汚れた魂魄はヴリトラの方だ濁り腐りきっている。》
《ヴリトラの犯した禁忌と罪を述べよ。》
《まずは、勇者召喚についてですが、上司に相談なく無断召喚数知れず、魂の善悪の確認は疎か見た目だけでの召喚数知れず、各種生命体への守護と虐殺数知れず、魔王の出現理由の確認は全くされていませんでした、自身への魂魄の偽装です。》
《魂魄の偽装は大罪です、早急に方法を調べて報告をしなさい。》
《子猫の方は神獣になりかっかていますね、今は身体と魂魄の構成の組み換え中と言った所ですね、目覚めれば神獣として目覚める筈ですよ。》
《アマテラス様、本当ですか?》
《本当のことじゃ、しかもこの子猫は人族の魂魄と猫の魂魄が完全に混ざっていて分離不可能じゃ、人族の魂魄は齢30歳の男じゃ、子猫の魂魄は齢1歳のメスじゃ、どちらの性別を引き継いで神核を得るのか楽しみじゃ。》
《アマテラス様ご報告が。》
《ツクヨミよ申してみよ。》
《は、今回勇者として召喚された3名ですが、親が権力者らしく一命を取り留めたようですが、魂魄がこちら側にある為に植物人間の状態です、魂魄は黒です。もう一人巻き添えで亡くなった者に罪を擦り付けようと言う動きがございました。》
《くくく、あの世界は魔力が無い代わりに文明が発達しておったの、こ奴らのした全てを動画とか言う物でネットなる場所に拡散しておけ、ついでに権力者の親も罪の全てを同じように処理しておけばよかろう。》
にゃうーん
《組み換えも終わった様だな、直ぐに目覚めようどの様な反応を示すか楽しみよのー》