潜入
靴の紐を結び、体のホコリを払うと、よしと小声で言うと俺たちは最初に来た穴の前に立っていた。
「おい、お前ら」
その声に誘われ後ろを向くとそこにはチョウとハンがおり、チョウがなにかを持っている様子で下から振りかぶると、石が2つ宙を舞い、手から手へと渡された
「お前らはこっち」
そう言うとハンは手渡しで俺とプレーンに石を渡した
「これで準備は揃った、あとは実践だけだ」
「お前ら本当に行くんだな」
ハンがそう言うと俺は頷いた
「じゃあ・・・行ってくる」
「そうか」
ーステルスー
そう唱えると実感の湧かない透明になり、ハシゴに手をかけ、外へ出て行った
「なあ、チョウ、俺たちも昔はあんな感じだったのか?」
「・・・しらねー」
「俺さ、相手に行かせないように行動するけど、相手が取り戻すために行くとなるとやっぱりこの地獄から抜け出せると思ってしまう。」
「でも、理想と現実の差でもっと絶望するから辞めようと思っているだろ?お前らいつも見送るといつも言ってるよな。」
「うるせぇ・・・まあ理想ぐらい描いてもいいだろ」
「そうだな・・・」
そう言うと彼らは入口から遠ざかって行った
地面の蓋を開けると空はすっかり暗く、そして星の綺麗な空があたり一面に広がっていた、
全員が外に出ると音を立てずそっと蓋を閉めた、
声が出せない分、俺たちはハンドサインで行く必要がある、俺はとりあえず周りを調べるため路地から顔を出し、周りの確認をした
(入口に2人・・・宮殿側は入口にこっちも2人か・・・
これは路地から路地へと渡って慎重に行くか)
とりあえず俺は宮殿に少しでも近づくため路地の方へ指を指し、移動するジェスチャーをした、そのジェスチャーに理解したようなのか、あいつらは頷いた
(・・・よし、今だ!)
そう判断すると手で招き、足音を立てずしかし早く移動するという矛盾のような移動をした、歩いている途中周りを見渡すと、空だけを見上げている住民がいた
(あれが薬で何も出来なくなった住民か)
路地から路地へと移った俺たちはできるだけ人通りが少ない場所を選びながら足を進めた、途中警備員が前を通ったがやはりステルスのおかげか静かにしていたら気づきもしなかった、
(ここが・・・宮殿か・・・)
息を殺しながら俺たちは宮殿の目の前に立っていた、
扉が閉まっていたらどうしようと思ったが、多分警備員がすぐ集まるように開いたままの不用心であった、
中に入るハンドサインをすると俺たちは宮殿の中へと入っていった、中はというと王都へ行った時の神々しさを抜いた寂れた薄気味悪い空間が広がっていた、光も月明かりのみでまた薄気味悪い、
(ここは危険だが、さっきまでのステルスの効果を見て1人でも行けるな・・・なら即座に倒すために手分けした方が得策か)
俺が手分けをするジェスチャーをすると、俺の作戦がわかったようで全員違う方向へ別れて行った
プレーンは右側、ダルドは左、イアルは1階奥、
俺は2階の奥だ。
俺はあいつらに口パクで言うと、あいつらは笑みを浮かべ、自分の方向へと向かっていった
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