奪還作戦
そういうと彼は俺たちに見えるように1枚の紙を広げた、
中身を見てみるとそれはリーストのおおまかな場所が記されたマップのようだ。
「ありがと・・・」
「なんで俺に礼を言う、俺はただ自分に不利益になるからお前らを殺すだけだ」
俺が礼を言うのと同時にその言葉は返された、
「それじゃあ説明するぞ」
そういえと彼は路地の道の方を指を刺した
「ここ、この場所が今俺たちが地上に出れる唯一の場所、お前らも入ってきた場所だ、そしてここ、
この1番大きい建物、これがこの町の宮殿だ、
お前らがこの地獄から抜け出せる方法、それはこの宮殿の中にいる、全部を操っている奴を殺す。それがこの町から出る方法だ」
「操っている奴?何を操っている?」
「ハンから聞かなかったのか?地上の奴らだよ、お前らも見ただろ、あのアホそうな警備員、ただ上を見つめる住人、あれだよ。」
住人?警備員は分かるが住人もいたのか?あの時は謎の声や謎の薬があったせいで周りが見えてなかったからな
「あの、言葉があやふやな警備員か?」
「あぁ、そうだ、それは全てあいつの仕掛けた薬のせいだ、薬の中に仕込んだ魔法で何も考えれず、脳が支配される、この町全体に駆け巡っている、強力な魔力のおかげで生命だけは何とか生き残っている、そんな人形を使って奴はこの町を支配し、自分の楽園を作った。
逆に考えれば敵はただ1人、操っている奴だ。」
「それで、分かるのか?操っている張本人」
「しらねーよ、ただあの宮殿の中にいるのは分かっている、ただそれだけだ、男か女か大人か子供かそんなのも分からない。」
「とりあえず俺たちはその宮殿の中に行けばいいのか?」
「あぁ、そうだ、だがそこまでに行くのが難関だから俺たちはここにいる。」
「無難に強行突破はできないのか?」
プレーンが割り込むように案を出した、強行突破って、それで行けたら苦労はしないだろう。
「お前・・・」
その案を出した瞬間チョウの顔がハット変わり、プレーンの方を見た、まさかな・・・嘘だろ?
「バカだろ」
答えは知っていたが安心した、そりゃ無理だろう、行けたら本末転倒だ
「はぁ?!」
「プレーン、あんたは黙っときな」
バカと言われ暴れそうなプレーンをダインとイアルが止めると、チョウはまた話し始めた
「警備員の数は約15人程度、入口付近に5人、宮殿付近に5人、宮殿内に5人と、均等に振り分けられている、簡単そうに見えるだろ?」
「まぁ、それだけで数年閉じ込められるか?、とは思うな」
「そうだよな、ここの真骨頂は警備員の異常までの身体能力にある、元々は俺たちと変わらない身体能力だった、が、疲労や身体への痛みを全て捨てられ、異常までの身体能力を手に入れた、あいつらはその気になればこの壁すらもひとっ飛びで超えることができる、そしてあいつらは足を折られても、腕を折られても、命がある限り俺たちを殺してくる。」
「それじゃあ、宮殿にすら辿りつけないじゃない!」
「そうだろ?だから無理なんだよ、わかったか?」
いや、なんで宮殿の中に5人いることが分かっている?
宮殿にすらつけないのならこんな奪還作戦なんて言うんだ?これはまだ奥の手がある。
「そんなので諦めていたら奪還作戦なんで言わない、
まだあるんだろ?」
「・・・ふっ、あるに決まっているだろ?見つかって死ぬのなら見つからなければいい、つまりはこいつの出番だろ?」
そういうとチョウはひとつの石を取り出した、形が不細工でゴツゴツした石、だが透き通るような綺麗な石
「これは・・・?」
そう言い俺がその石を持つとその石の正体が即座にわかった。
「石か、しかも魔法が入った」
「ご名答、その石はこの地下で取れた特殊な石でな、使い切りではなく何度も使える珍しい物だ。」
言ってしまえば、エンチの所の石や怪竜族の村で貰った石と同じ石か
「この石にはこの町の叡智という全く使えない魔法のステルスが入っている、この石を持っている状態であったらステルスを覚えてなくても使える優れものだ、
ただし・・・」
「ただし?」
「その石は1個だけだ、もしも宮殿に行きたいのなら1人になる、それがわかったならよく話し合って行くんだな。」
「なっ・・・1人だけだと!?」
プレーンが驚いた様子でそう言った
「そうだ、1人だ別にステルス無しで行ってもいいんだぞ?」
「おい、どうするピリオド?」
「1人ってそんなの・・・」
イアルとプレーンが焦っている中、ダルドだけはこちらに少しの笑みを浮かべた、うん、知ってる、みんな行ける、
「大丈夫、1人なんかで行かないよ、みんなで行く」
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