ねじ伏せろ
「ィ・・・イアル・・・」
「どうしたの!?こんなみんな揃って」
何故来たのかは分からないが、そこにはイアルがいた、
俺が今、色んな感情が込み上げてなんにも喋れないのを見ると、イアルは戸惑い、周りを見渡していた
「イアル!お前、回復魔法使えるか?」
「えっ?!はい、一応は・・・」
「じゃあちょっとこっち来て治してくれ、今俺ら痺れて動けないんだ」
「わっ、分かりました!」
そう言うとイアルは2人の元へ走って行った、俺はさっき起きた感情を整理出来ずまだ立ち上がれず、地面を見ていた。
〈反転〉
そう唱えると、動けずにいたプレーンとダルドはようやく、立ち上がることが出来た。
「ピリオドに何があったんですか?私まさか、大事なものを壊してしまいましたか?」
そう言うとプレーンは俯くと、顔を上げイアルの肩をポンっと叩くと通りすぎた
「今はピリオドに聞かないでやってくれ、それがあいつの為だ」
「わっ・・・かりましたけど・・・」
「ふん・・・ありがとな」
「あぁ・・・ダイン、これがお前のしたかったことなのかよ
ほんとにこんな俺にお前の命をかけてよかったのかよ・・・くっ・・・」
後悔なんてしない、そう思って俺はあの姿になった、
だけど・・・だけど、やっぱり後悔しちまうよ、あいつとは時間ではそれほど旅をしてこなかった、けど時間なんて関係はない、俺を信じてくれたことが大切なんだ、
こんな子供の駄々こねと一緒の旅にあいつらはついてきてくれた、それなのに、俺はまた目の前で大切な人が死んでしまった、
「あぁ・・・!くそっ!」
俺は自分の弱さに打ちのめされ、その自分が弱かったことに不甲斐なさを感じた、
「俺が強かったら!俺がもっともっと全部を守れたら!
俺は俺は!・・・」
考えれば考えるほど後悔が生まれる、そんな自分が嫌だ
「どんだけ後悔しても、死んだ者は帰ってこないよ、
ピリオド、命は有限だ無限じゃないんだ」
「ダルド・・・」
俺の上から話しかけたのはダルドだった、
「だから、前へ進め、ダインはお前の為に死んだんだろ?ここで地団駄踏んでたら笑われるぞ?」
その通りだ、前へ進むなくちゃならない、でも・・・
「で・・・いや、そうだな、もう進むしかないよな」
俺は自分の中の、不安や、後悔をねじ伏せた
ずっと下を向いていた俺はついに立ち上がり、息を大きく吸い込んだ
「スゥー、プレーン!ダルド!ダイン!そしてイアル!
お前ら!俺の最大のワガママに連れて行っていいか!」
「決まってんだろ」
「ふん・・・」
「わかりましたよ」
俺が大声で言った後、何も言わなくても、あいつらは俺に集まってきた、ダイン、見ていてくれ、俺は進んでやる、後悔も踏みしめてな、
俺は空虚なダンジョンに別れを告げ、ダンジョンの出口を目指すのであった
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