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正義

「ニタニタニタ」



「ニタニタニタ」



イアルを事務所から見送ったあと、隊長とその秘書は方をポンッと2人で同時に叩いた



「なんだよ・・・お前ら・・・ニタニタしやがって気持ち悪い」



「まあまあまあ、バルタオくん、次があるさ、相手が悪かったよ」



「まあまあまあ、バルタオくん、女心を分からない君には金でしかものを言わせられなかったのだよ」



「なんだろうこいつら、くっそムカつく」



「バルタオくんよ、彼女は一目惚れかい?だけど相手が悪かった、彼女には彼がいるからね〜」



「まあまあまあ、バルタオくんよ、女心なんてまだ分かるから、私が教えてやろう」



「一目惚れ?お前らさっきから勘違いしてないか?」



バルタオは両手で2人の手をどかしながらそう言った



「え?好きだからあんなにアピールしてたんじゃないのか?」



隊長は首を傾げながら不思議そうに聞いた



「・・・そんわけあるか、なんか・・・あいつは俺に似た魔力?覇気?そんな感触がしたから、手伝っただけだよ、」



「えー、恋人じゃなくて"後継者"の方?つまんねー」



隊長は失望していた



「おら!つまんねーぞ!バルタオ!」



「おいおいおい、口が悪いぞ、ニア、結成時に辞めるって言ってなかったか?」



「うるせぇ!そんなつまんねー理由で私はとても、失望している!恋を!見せろ!そして玉砕しろ!」



「ほんとにお前はその口調を出さなかったらモテるのにな、けど・・・久しぶりに見たわ、そんなお前が口調荒らげるの」



「まあ、そうですね」



そう言うとニアはさっきまで、口調が荒い状態から、

いつもの大人しそうな口調になった、事務所の秘書だ



「あっ、戻った」



そんな日常で、笑い声が事務所の中では繰り広げられていた、

あの時の無名だった頃の3人のように





1人しか居ない空虚な家はまた、空虚を取り戻した



別にあいつがいなくなったから、ショックな訳でもないし、取り戻したいという気持ちもない、もちろん恋心なんかもない

ただ・・・



「ベーコンしょっぱいな」



俺は夕飯を食べ終わると、皿を洗い、片付け

また、俺は武器の手入れをした、俺がここにいる以上、こいつらは使われないのかもしれない、だが、こいつらは生きている、あの人の残したものだし、もしも帰ってきたら怒られるしな、



「そういえば、最近この技も使ってないな、訛ってないか調べるか」



そう言うと俺は夜の王都へ出て行った、

時間も深夜で人なんて居ない



しっかし、あいつのあの覇気というか、魔力というか

なんとも言えない、強さを感じた、あれは一体なんだんだ?まあ、覇気でも魔力でも、後継者にはなれるだろう



ドンッ



上を向きながら歩いていたせいか俺は周りを見れていれなかったのか、前から来る人に気づかなかった



「あっ、すいません!考え事して・・・!!」



あげていた顔を人の方に向けると、そこには3人の冒険者がいた・・・それが冒険者なら良かったのに



「冒険者さん、そいつ、亜人族ですよね」



兎のような耳、見れば分かる敵だ



「亜人族ですけどなんですか?」



「そいつは俺たちに害だ、引き渡してもらおう」



「引き渡す?お前は何者なんだよ」



「俺はこの王都の治安保持部隊の副隊長だ、渡してもらおうか」



「こいつが悪だという保証は?」



「そいつが害じゃない方の保証もないだろ?」



「それがお前らの守るものか?」



「俺は正義であるが、全ての正義では無い、守る為には捨てなきゃならない、早く引き渡せ」



「いやだと言ったら?」



「殺すまでだ」



「ふーん、お前ら人間も落ちぶれたな、お前らが散々奴隷のように扱ってきたこいつらをお前らはなんだ?

反逆をしたらすぐに敵にする、手のひらくるっくるだな

お前ら、」



「渡さないと言うことか、なら力ずくで!」



俺はそう言うと剣を抜いた



「そういうさ、空っぽの正義嫌いなんだよ」



バァン



その瞬間俺は腹の方に激痛が走った、



「かはっ・・・!」



バァン、バァン



音ともに俺の体に激痛が走る



「ガバッ・・・」



「あれ?殺すんじゃなかったのかい?」



ああ、こいつは悪だ、こいつがここにいたら世界が終わる、必ず、必ず、必ず!殺す!



俺は身体中の力を振り絞り、立ち上がった



「おつ、まだ、立つか?しぶといな」



バァン、バァン、バァン



音ともに足、手に激痛が走る、赤い血が流れる



「やっぱり、お前ら悪だ!」



俺は全ての力を使い、自分の剣をそいつに振りかぶった

これで斬る!案の定そいつはびっくりした顔をしていたさ、



「しねぇ!」



バァン



「ユウヤ様、返り血が付いております」



「こんぐらい大丈夫さ、とゆうかさっさとトンズラするぞ、バレたら、めんどくさいことになる」



「もう!ユウヤが殺すからでしょ、で、どうだったの?

強かった?」



「うーん、俺から言わすと雑魚かな」



「でもユウヤが私たちの為に、してくれたことは嬉しい!」



「ふん、俺は気に食わなかったからやっただけだ

気に食わなかったら俺はこの王都・・・いや世界だって壊してやる」



空虚な町に足音と共に血が流れる





「おい、なんでこうなる」



「わからない」



「おい、なんでこうなる」



「わからない」



「おい、な・・・」



「隊長さん!さっきからこの話何回目ですか・・・?」



僕がずっと続いていた会話を止めた



「じゃあ、なんてこの状況説明すればいいんだ?

ジャバル、ニア、どうなってる、なんで、バルタオが死んでんだよ」



「わかりませんよ、今日の朝、大量の武器と共に死んでいたんですから」



「なんでよ・・・なんでよ!バルタオ!!」



ニアが叫ぶ、だがそんな叫びなど、どこにも通らない



箱と共に土に埋もれていく、バルタオ、



それを見つめる3人



埋められていく間それは地獄だった、ただひたすら、



見るだけ、昨日まで笑顔だった彼は帰ってこない



馬鹿みたいに騒いでいた、彼はもう居ない



そんな地獄の時間は直ぐに終わっていった、



参列者はジャバル、ニア、隊長の3人だけだった



埋められたあとも俺は言葉が出なかった、



絶望ってやつだ、乗り越えないと行けない



「・・・・・・・・・なあ、2人」



ついに隊長が、口を開いた、



「死体さ、なんかえぐれるあとがあったんだよ、穴みたいにさ、脳天に1つ、他にも身体中にあったんだよ、

俺さ、もしもバルタオの死がバルタオが何か悪いことをして因果報応で死んだとしてもさ、俺が絶対許さない

人を殺しているだ、償ってもらう

こんな俺でもついてくるか?」



「グリラ、あんたは1人じゃなんも出来ないんだし、

ついてくるに決まってるじゃん」



ニアは即座に返事をした



「ニア・・・ジャバル、お前は?もう抜けてもいいどうする?」



俺ももう答えは決まっている



「・・・もう、あの時みたいにビビって逃げだした俺じゃない、ついて行きます!地獄でもなんでも連れて行ってくださいよ!」



腹をくくれ、僕の覚悟を見せろ



「・・・見ていてくれ、バルタオ」



その時の気持ちは絶望に染まっていた、だけど、少しの希望はあったかもしれない

































少しでもいいなと思ったら評価がしてもらうと飛んで喜びます

★★★★★

↑こうしてもらうとモチベーションがめっちゃ上がります

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