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存在証明

「ピリ・・・オド・・・?」



「だからその名前で呼ぶんじゃねぇ!そんな・・・そんな仮初の名前なんて!」



「どうしたんだよ、おまえ・・・」



「誰も覚えてなかったんだよ、俺のことを・・・誰も・・・誰も覚えてなかったら俺は一体誰なんだよ・・・

なんのためにここに来て、なんのために血を吐いて、

なんのためにおまえらに信じてもらって・・・

命も落としかけたさ、

それなのに俺の存在証明が出来なかったら、俺は・・・俺は・・・俺はなんのためにユウヤを追っているんだ?」



信じてもらって?信じたのはお前だろ?



「他の人が覚えてなくても、お前の記憶があるんだろ?」



「その記憶が俺の壮大な妄想だったらどうする?」



「それは・・・」



俺はなにも言えなくなってしまった、俺は正直みんなに忘れられる気持ちは分からないただ・・・一人ぼっちの辛いさは分かる、劣等物、無色のプレーン、何にもなれない者



「ピリオドって名前さ・・・俺がここに来て名前を聞かれた時ふと言った名前なんだよ、おかしいだろ?

俺の記憶もさ、子供の頃の記憶は思い出せるのに、

自分の名前だけ思い出せないんだよ、」



俺はこの先ピリオドにどう話しかけたらいいか分からなくなってしまった・・・思いついた言葉を声に出そうにもこんな言葉ピリオドには響かない、



「なぁ、プレーン、俺ってさ神に作られたおもちゃかもな」



ピリオドは笑いながらこっちに話しかけてきた



「だってさ、周りの記憶もない、俺の記憶も大事なところが抜けてる、もしも神に人を作れるとしたら俺は神に作られたのかもな」



ピリオドは笑いながらこっちに話しかけてきた、一緒についてきたジャバルとダインも言葉を失っている



「笑えねぇ冗談だな、ピリオド」



その瞬間、俺の後ろから聞き慣れた声が聞こえた、



俺が後ろを振り向くと雨に濡れている、ダルドがいた



「あ?」



今のピリオドはだいぶ情緒が不安定なようだ



「どこか笑えねぇって言うんだよこんなの笑ってなきゃやってらんないだろ!」



「全部だ、全部面白くない」



「お前に・・・!お前に俺の気持ちがわかるか!」



その言葉の瞬間ピリオドは担いでいた剣を抜き、ダルドに襲いかかった、



「ダルド!」



「ダルドさん!」



「ギャア!」



「・・・弱っちぃなあ」



ダルドは避けることも反撃することも無く、ただ突っ立っており、正面から剣が振り下ろされた



「こんな、迷いしかない剣で人を殺せるか」



ダルドはピリオドの剣を片手で止めた、ダルドは手で止めた剣を振りほどいた



「今のお前なら俺の一撃で倒せる」



「あぁ?寝言言ってんじゃねぇぞ!」



ピリオドはダルドに向かって剣を振り下ろした



「ほら、当たんない」



ダルドの言う通り、ピリオドの攻撃はかすりにもしなかった、そしておもむろにピリオドの目の前に立ち、

バチンとの音と共にダルドはピリオドの頬にビンタをかました。



あの時ピリオドは救うためにダルドの背中を地面につけた

だが今はそれの逆だ



「このバカ野郎!」

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