遮られた音の中
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・」
降り出した雨は強く俺に打ち付け、靴から雨の冷たさが俺に浸透してくる、
人混みを掻き分けながら走っていく、行く宛などないのに、
俺は走った、今は1人になりたかった、それを思い俺は強く打ち付ける雨のなか、走っていく、ただひたすら人のいない所を目指し・・・
たどり着いた場所は路地裏だった、路地裏に着くと壁にもたれ座った、息が切れた体を落ち着かせ空を見てみると、強い雨が俺に打ち付けてくる、
「俺は誰なんだ?なんでそこまでユウヤにこだわるんだ?
俺は一体何者なんだよ・・・」
ずぶ濡れになった体のまま
神が俺を作ったのか?
作ったとしたら俺はなんのために・・・
ユウヤを止めるため・・・?
でも俺が神に作られたとしても、
これからどうすればいいんだ・・・?
あいつらはどうなる?プレーン、ダルド、ダイン、あいつらは俺を信じてついてきてくれた、それを裏切るのか?
だめだ・・・今はなんにも考えられない、絶望するしかないのか・・・?もうなにもしたくない
ユウヤは地獄と言われた出来事で記憶がないから理由がついたが、あいつらも記憶がないなんて、
「ピリオド・・・どこだ?」
雨に打たれながら、俺はダインと共にピリオドを探しに外に出た、あいつは俺が声をかけた途端に俺に怒鳴った、
あんなピリオドを俺は初めて見た、ユウヤと初めて会いそして、足が動かなくなった時は全てを諦めている目をしていたが今回の目は混乱をしていた、
何をしたらいいか分からない、そうゆう目をしていた
俺は店を営んでいる人や歩いている人にピリオドの情報を聞いたりした、その話を聞いているとある程度の場所は掴めた、俺はビショビショになった靴を履きながらピリオドが走っていった方向に走っていった
「あれ?プレーンさん?」
ジャバルが俺の足を止め、話しかけてきた
「おっ、ジャバルか、お前、ピリオド見なかったか?」
「あっちの方向へ行って路地裏行きましたよ、何かあったんですか?僕も聞きたかったんですけど、僕の声すら届いてなかったみたいな感じで・・・」
「ありがとう、」
俺はそれを聞きその場所へと走っていった
「あっ、待ってください!僕も行きたいです!」
とジャバルも一緒について行った
路地裏に入り少し中に入るとピリオドがぶつぶつ独り言を呟いているのを見つけた
「ピリオド!」
「ギャア!」
「ピリオドさん!」
俺達のがピリオドに声をかけるとピリオドはこっちを向いた
「・・・・・」
ピリオドはこっちを見たが沈黙をした
「どうしたんだよピリオド、急に飛び出して、何かあったのか?」
そう俺が語りかけるとピリオドは沈黙を続けながらこっちを向いた、
「ピリオド・・・?」
「・・・いけよ」
「どっか行けよ!」
雨に遮られた音の中でその言葉は俺にとって鮮明に聞こえた
ピリオドから初めて言われた軽蔑であった
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