記憶の時6
初めての稽古はエンチ商店の片付けだった。
「あの?稽古は?」
「いいからやる!そっから!」
そういい師匠は奥に行ってしまった。
「これすらも、稽古の一環なのだろうか、とりあえずするか」
と俺はとりあえずエンチ商店の武器、道具を片付けることにした、乱雑に置かれた剣は軽い物や、とてつもなく重いものまであった、道具類は昨日見た石の色も何も無い物が散らばっており、それを1つに集めたりした、昼になると師匠が奥からやってきた、
「おっ、捗ってるねぇ、ざっと半分ってとこか。」
「師匠、これ意味あるんですか?」
「ごちゃごちゃ言わずやりなさい!」
「わかりました」
「あとこれ、飯ね」
そういい師匠は俺にパンを与え、また奥に行ってしまった。俺はパンを食べた後にまた作業を再開した。
「なんだよ、この道具いらないだろ」
「なんだこの武器、こんなのいるか?」
作業をしていくとこの店に何があるかがわかってきた、そう、いりそうでいらないものばっかがある、
こんだけ作業してるのに客が来ないのにも納得だ
夕方頃になると、大半は片付けることが出来た
「ふぅ・・・我ながらよくやった。」
一日じゃ無理だと思ったが案外できたと自分を褒めた
そう片付いた店を見ていると師匠がまたやってきた、
「おっ、片付いてるじゃん、やるね君」
「まあ、それほどでも・・・」
「悪いんだけどさ、最後にさこの素材買ってきてくれない?
今日いるんだ。」
と1枚の紙を渡された、渡されたのは鉱石類の素材だ
「これぐらいだったら道具屋とか回れば買えるから、よろしく!」
と金も一緒に渡され俺は道具屋に向かった
「すいません・・・これください」
「これって置いてありますか・・・」
何故か知らないがここは道具屋が多い、が武器屋がない、
ないと言ったら失礼だがエンチ商店は武器屋であり武器屋じゃないからな、
無事俺は紙に書いてある素材を手に入れることが出来た、
買った素材を持って歩いていると、声が聞こえてきた。
「エンチ商店ってまだやっていたの?潰れたかと思ってた」
「エンチ商店ってあれだろ冒険者の中では絶対行かない店、なんだって使えない道具、武器ばっか揃えているからな」
そうエンチ商店を噂が歩いていると聞こえた、多分だがこのエプロンのせいだ。そんな噂を聞きながら俺はエンチ商店へ着いた、まあさっきの人達のことは正論だと思う正直片付けしている時、何度もいらないだろと思った
「師匠、帰りましたよ、これ頼まれたものです」
そう言うと奥から
「そこ置いておいて、今日は帰っていいから、明日また明日同じ時間ね。」
と声が聞こえてきた、なにしてんだが、
朝
俺がエンチ商店に行くと本と剣が置いてあり、置き手紙も置いてあった。
「これ、剣技の本だから、外でこの剣降って鍛えてなさいか、俺に教える気ないな師匠」
俺は外で本を読みつつ剣技を独学で学んだ、
この町の外は何も無い平原なので、思いっきり剣が振れる。
「このまま、この本の剣技マスターしちゃおうかな〜って
さすがにいつか教えられるか」
と思いながら1人で剣を振った、あれ?
これ最初に言ってた独学じゃね?
あれから数ヶ月の月日がたった
相変わらず、エンチ商店は昼飯だけが置いてあるだけだ、師匠が奥にいることは分かるのだが、奥に入ると、殺すぞと言われたので入らないようにしている、
「この本も大体は覚えたなぁ」
結局シキラさん、独学だったよ・・・
俺はいつも通り昼飯を貰いに行くと師匠がいた、
「あっ・・・師匠、お久しぶりです。」
「久しぶりだな、ピリオド」
君とかお前とかしか言わなかった師匠が今日初めて名前で呼んだ
師匠の手には剣が握られており、その剣は店に置いてある剣とは少し変わっていた、
「その剣は・・・」
「この剣を持ってみろ」
師匠はいつもとは違い真剣だ、持ってみるといつも練習で使っていた剣とほぼ同じ重さをしていた。
「この剣はな、この石の適応力を無理やり半分あげるという剣だ、半分しか出せなかったお前にとってはちょうどいいだろう、試しにやってみろ、」
と言われ石を渡された、俺はあの時のように石を剣に近づけた、あれ以来か
ーエンチャントー
そう言うと、剣はあの時師匠が見せた剣と同じ色を放っていた、
「おっ・・・おぉ!」
「さすがは俺の技術!」
と師匠は満足そうに言った、
「俺から教えれるのは以上だ!」
と急に師匠は言った、正直なんにも教えられてない、ほんとに独学だった
「え?俺まだ何も教わってないんですけど!?」
「いいよ、いいよ俺見てたもんお前が1人で寂しく剣振ってたの、ちゃんとしてたよ。冒険者ならそれで十分、あとその本俺の本だし俺が教えたことで!」
「そうなんですか?どうりで説明が大雑把なんだったんだ」
本当に大雑把だった、大体の説明にがーとかばーとかの擬音語ばっかだったから本当に苦労をした
「俺からあと教えれるのはエンチャントの注意だけだ、これだけ聞いておけ」
「はい」
「エンチャントはな、元々魔法使いが剣士に剣を付与させていんだが、魔法の技術が向上した時に、突如として現れたこの石のおかげで魔法使いがいなくても、誰でも付与できるようになった。
ただし、石は素質があるやつじゃないと使いこなせらない、
素質の違いで、エンチャントを即座に使いこなせれたりするやつもいる、
石と適正が一致すると、体に付与することができる、これを俺はアーマードと呼んでいる、まぁアーマードは噂だけで見たことはないんだけど・・・、
あとはこの石は色んなもんを入れることができる魔法の他にも魔物の魂だっていれることだってできるけど、まぁ魔物の魂は、相手が承認しなきゃ無理だから、まずできないだろうな、最後に・・・お前、1つの剣にに3個以上の属性を付与するなよ体が魔力に耐えられなくなり死ぬぞ。わかったか?」
「まぁ大体は」
「まぁ、俺が言いたいのは石を一気に付与するなよって話、あとお前に主属性の石を渡すけど、俺特製だから割るなよ?
割ったら殺すぞ・・・」
「は・・・はい」
俺はこれを割ったら殺される割らないようにしようと決心した
「まぁ、俺から言えることは全部言った、あとはお前の自由だ、どこへでも行きな。」
「ありがとうございます!師匠!」
「がんばれよ」
そう言うと俺はエンチ商店を後にし、宿に向かった。
俺はことの説明をし、ここを出ていくことを説明した
「そうかい・・・出ていくのかい」
「はい、長い間ありがとうございました。」
「いつか、お前もここを出ると思ったからね、
これ渡しておくよ」
と渡されたのは、新しい服と金だった、
「これ働いた分だから、たまには顔見せてね。」
「はい!」
そういい俺は明日、王都近くのマリエスタンへ向かう馬車に乗ることが決めた、
コンコン・・・
ノックが鳴り、扉が開く、イアルだ。
「あなたも出てくのね、ここを」
やっぱり、声には悲しみが入っていた、俺が出ていったら、
イアルは1人だ、あの時の俺と一緒の
「あの時拾ってくれてありがとう。」
「ねぇ、ピリオド・・・私もさ、いつか冒険者になって、あなたに追いつくからさ・・・待っててくれる?」
イアルもいっしょだった、そんな答え決まってる
「いつでも待ってやる、だから来い」
「ありがとう、あと、私からこれ」
そう渡されたの紐のブレスレットだった。
「それ、効くかどうかわかんないけど、お守り、死なないでね」
「うん、ありがとう」
絶対死なない、イアルの為にも、イアルだけは絶望させない
翌朝
「師匠もおばさんもイアルもありがとう、俺、行くよ。」
そう言い俺はこの町を出た。
「お客さん、もうすぐマリエスタンだよ。」
「ありがとうございます」
俺は一応ここにいるかもしれないということで、王都の最寄りの町に、足を運んだ
「ここがマリエスタンか・・・」
初めて見る町並み、新しい人
「あっ、りんごがっ・・・」
突然俺の足にりんごが転がってきた
「これ君の?」
そう言うと俺はしゃがみ少女に渡した
「ありがとう、お兄ちゃん、名前は?」
「俺の名前か?ピリオドだ」
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