捕虜の時
「えっ?ここ迷うと死ぬの?」
「いや死ぬぞ、ここ道を間違うと崖に落ちたり、凶暴な亜人族に殺されたりするからな」
突然プレーンがさらっと死ぬと言ったので驚きが隠せていないが、俺達は森の中に入っていった
「まぁ、正規の道はみんな通るから、草とかが生えてないところとかを歩けば迷うことはないよ、ほかにもここにいる兎の亜人族に聞けば優しいから連れていってくれるよ。」
と俺達はみんなが通る道を歩きつつ亜人族を探した。
時間帯は昼ほどだが太陽は木により遮られていて暗い
そして道を歩きつつだいたい1時間ほど経ったあと
「霧が深くなってきたな、出来れば亜人族と出会いたいのだが」
とダルトが言うのも当然だ、1時間ほど歩いているのに、今俺達はなんにも遭遇をしていないのだ、ここの森は亜人族のほかにも動物なども生息していると聞いているがそれすらも姿を表さない、何かがおかしい。
シュン!
という音と共に突然俺達の足元に木と石で作ったとされる矢が刺さった、俺達は咄嗟に剣を構えた
「誰だ!」
言いながら周りを見渡す、しかし霧が深くなり、周りが見えなくなっていっていた。
ただ聞こえる木の上の方角から、ミシミシという何かが木に乗っかっている音が、俺はその音に気づき
袋から緑の石を取り出した、
ーエンチャントー
そう言いすぐさま剣を音がする方角へ振り、風を起こした、そうすると俺達がいる周りの霧が晴れ、見えるようになった、
「あれは・・・まさか!」
俺が目にしたのは2人の話では温厚とされて戦闘をしないという兎であった、なんで?と考える暇もなく兎たちが剣に持ち替え木の上から飛び降りるように降りてき、俺達に刃を向けた、
ダルドとプレーンも武器を構え、温厚と言われる兎と戦う羽目になった。
ダルドとプレーンはなんの迷いもなく、兎達に刃と拳を向けていた俺も戦わなければいけない
しかし俺は覚悟が足りなかった、初心者殺しと一緒だ、殺せない、切ろうと出来ない、まだこの凶暴には裏があると思ってしまって、風で牽制するぐらいしか出来ない
その弱さに兎共が気づいたのか、あいつらは2人の攻撃をやめて、俺に一斉攻撃をしてきた、俺は兎共を気絶までしか持って来れなかった、いや、そこまでしかできなかった。
2人共俺を援護しようとしたが俺は咄嗟に
「逃げろ!」
と言った俺は使えない、それならこいつらでも・・・プレーンは困惑とした表情をしていたが、
ダルドは表情を変えず、プレーンを担ぎ逃げていった
それでいい・・・それで・・・
その瞬間俺の目の前が真っ暗になった
気づいた時俺は錆びれた檻に入れられていた、人、1人入れる大きさだ、持ってた道具などは全部取られていて今の俺は何も持っていなかった、起きたことに気づいた兎共は俺に向かって来た
「起きたか」
「なんで・・・なんで俺達を襲った!」
俺は不思議でしょうがなかった、俺たちは歩いていただけ、道が聞きたかっただけなのに、何故襲ってきたのか
「なんだお前は俺達が温厚だとでも聞いていたか?・・・あぁ、温厚だったよ、けどなぁ"ある人"にこのままだと俺達は滅ぶと言われただから俺達は進化をしたのさ。武術を学び知恵を使い、自分自身を守るとなぁ!もうお前らに捕まえられ同胞が死んでいくのを見なくて済む。」
そう言った兎共は口調が荒く、温厚とは思えなかった、
「捕まえられる・・・?」
「なんだお前、知らないのか、いいぜ教えてやる、
俺達の種は昔から温厚で人とは友好に接したいた、
けど!汚い人間どもが俺達の種が温厚だと言うのを利用して、俺達を金持ちに売るんだ、特に女だな、
俺達はどれだけ抗っても他の亜人族の種のように俺達は昔から武術なんて知らない、だから俺達が抗って死ぬだけだ、だから怯えて死ぬしかない、
その時だ、俺達の種の娘があの人をここに連れてきた、そいつは賢者の力を求めて来たらしいが、その時にあの人は俺達に生き残る武術と知恵をくれた。だから今俺達はこんなに強くなっているんだよ!」
「・・・」
「なんだ言う言葉も無くしたか?」
「・・・優しさだけでは何も救えないのか?」
「救えるわけないだろ!馬鹿か?俺達を見れば分かるだろ、優しさで救おうとした結果悪い奴らに利用される、結局は戦うしか人は救えないんだよ!」
「一ついいか・・・」
「なんだ?」
俺はもう1つの希望にすがった、これが合っていれば俺の旅は進むはずなんだ・・・
「こんな捕まっている状態でなんだが・・・雲出ユウヤを知らないか?」
その時兎共の顔が少し揺らいだ王様と同じような顔だ何かを知っている顔何かも隠している顔
「言わねぇ、どうせお前は死ぬんだ」
「死ぬ・・・?」
「そうだ今これはあの2人をおびき寄せエサだ、今あいつらを俺達が探しているが、こうするのが1番早い、信じていたら来るだろ?」
「下衆が」
「お前ら人間がよく言うよ、俺達をこんなのにしたのはお前らだろ?まぁお前は今日の朝方にまでに来なかったら殺すただそれだけだ今は夜だから、信じていたら来るかな?」
「あの2人が来たらどうする?」
「もちろん3人全員殺す」
そう言ったあと俺達は話さくなった、こんな危険な冒険に連れていったのは俺だ、これも俺があいつらを殺せれたら、こうはならなかった、俺のせいだ来なくてなんら問題ない、ただ会いたかったな、少しの希望は見えたのに
(優しさでは人は救えない・・・)
あいつの言葉が心に残る、
「救うために、戦うか・・・」
考えながら時間は過ぎていった
だいたい感覚は深夜辺りだろう
(死ぬのか)
その瞬間、真っ暗だった闇に光が差し込んだ
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