表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
104/114

選択

「おいクロンー、本当にするのかよ?」



「する。ズチ、そういう約束だろ?」



「でもよぉ・・・」



「グチグチ言うな、もしもでも、ここで賭けなきゃ僕達全員死ぬんだぞ?」



「んんぅ・・・」



やっぱりズチはこの作戦はまだ駄々を捏ねている、

俺だってまだ自分の心とケリをつけていないのに・・・



「まあいい、ピリオド君、とりあえずさっきの家の付近まで行って張り込みをしよう。」



そういうとクロンは、さっきの家にまた、戻って行った

もしもこの張り込みが終わったら俺はまた究極の2択を迫られるのか。あいつを殺すか殺さないか



「ピリオド?」



「あ、ごめん、すぐ行く。」



俺の足が止まっているのを見てズチが心配をしたが俺はまた足を進めた





俺達がここにいる理由それは俺のミスからだ、俺があの時寝ている人を殺せばここに来る必要は無く、また全員を救えたのでは?俺は何処まで行ってもどっちつかずだ、正義の人間かと言われれば嘘になる、だからと言ってお前は悪か?と聞かれればNOと答える、いや答えたい、張り込みをしてだいたい数時間が経ち、もうそろそろ5時までの時間だ、アイツらの約束、でも未来を

でも、それでも俺は、俺は・・・!



「ズチ、クロン、ちょっと席開ける、見といてくれ。」



「はぁ?!どこ行くんだよ」



「ちょっとね」



そう軽くふわっとした答えで返すと俺は立ち上がって、行こうとした。



「ピリオド君・・・まさか君、夏祭りに行こうとしているのかい?」



「まじかお前?!命がかかっている場でまだ、遊び足りないか?わかってんのか?お前の行動1つでお前も仲間も俺達も死ぬんだぞ??」



「それでも・・・それでも!行かなきゃならない場所があるんだよ、約束だから。」



俺は2人を背に走り出した、あぁ、俺ってバカだ。



「おいっ!ってもう見えねぇし、どうする?追うか?」



「そうだな、ズチ、お前ピリオドについていけ、張り込みはこっちでやっておく。」



「そうか・・・わかった!行ってくる、何かあったら伝えろ。」





「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」



背中が痛い、息があがる、5時まではあと少しだ、

早く行かないと・・・



カランコローン



「あれ?   君じゃん、どうした?」



俺が走っている途中でカレーショップの扉が開きそこからはダルドが外に出る準備をしていた。



「ダル・・・じゃない朱鳥さん、そちらこそどちらに?」



「こっちはもう祭りに行こうと思ってな、結糸があっちで1人で接客してるから早く行かないといけないからな。そっちこそどうした?」



目の前にはダルドの面影はなかった、いやこれが元々のダルドだったのかもしれない。



「こっちも祭りに・・・あいつらが待ってるんで。」



「はいはい、直江君と夢野さんね。それなら一緒に行こうよ。」



「え?あっ、はい。」



セミがミンミン鳴き、走った反動で額から汗が出るのを袖で拭きながら俺はダルドと歩いていた。



「いやー花火大会楽しみだな、俺ここに越してきて初めての祭りだからさ、楽しみだな。お前らは昔からここにいるならどんなのか分かるか?結構騒がしいの?」



昔から・・・そうか俺とダルドとの関係は仲間じゃないんだ、仲間ではなく、ここでは大人と子供、随分間が空いたな。



「いやー、俺も今年久しぶりに行くんでよく分かりませんよ。」



「そうか・・・ってお前なに背負ってんの?今さらだけど。」



「ああ、これですか?これは剣です。鉄の剣」



そう言うと俺は背負っていた剣を鞘から抜くとダルドに見せた。



「お前っ、鉄の剣ってただの木刀じゃねーか。」



え?木刀?!いやこれは俺の剣、鉄の剣なはず・・・

まさか・・・認知されてない?!



「やっぱ・・・抜くと木刀に、見えますか・・・」



俺はおそるおそる聞いた



「んー、鞘のままだとまだ分からないが抜くとただの木刀だな。」



「そう・・・ですか。」



「で、なんで持ってんの?」



「趣味です。」



「ヤバい趣味してんな。」



俺は適当に趣味と答えたが、まあ通ったみたいだ。



「あの、朱鳥さん」



「ん?なんだい?」



「俺、この祭りが終わったら究極の2択を選ばなければいけないんですよ、でも俺、そのどちらも選べないんです、どうすればいいかな・・・」



「急だし、究極の選択だな、どういう選択だい?」



「1つは悪に染って未来を得るか、もう1つは正義のままで未来を捨てるかって選択です。」



「なんじゃそりゃ、ゲームのやりすぎなんじゃないのか?」



「いや、これ結構ガチめに迷っているんですよ、どうすればいいですかね。」



「んー、多分他の人にも言われていると思うけど同じことを言うと、どっちの自分が好きかで選んだらいいんじゃないか?こうやって人の答えなんて意味なんてないんだよ、もう、決まってんだろ?答えなんて。」



「それは・・・」



「決まってんなら、俺はどっちの選択でも背中を押してやる、俺はお前がどんな未来を手に入れてもお前の味方だ。」



やっぱりお前は俺達の仲間だよ、どんな世界でも、

ありがとう。

俺はそれを聞くと走り出した。



「おいっ!どこ行くんだよ。」



「ありがとう!ダルド!」



「ピリオドは変わんねぇな・・・ん?ピリオド?」





少しでもいいなと思ったら評価がしてもらうと飛んで喜びます

★★★★★

↑こうしてもらうとモチベーションがめっちゃ上がります

他にもアドバイスがあればどしどし感想へ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ