空打ちの花火
「久しぶりって・・・お前らなんなんだよ」
「俺達はお前の仲間だ、おい、ピリオド、思い出してくれ。お前は本当はここにはいていけないんだ!」
「ピリオドってなんなんだよ、俺は、俺はそんな名前じゃない!俺はお前らなんて知らない!」
「ピリオド!思い出してくれ!君は・・・大事な人を止めるために走っていただろ?」
「大事な人・・・?うっ・・・」
頭が痛い、俺の奥底でこびりついて取れない記憶が出てこようと鳴り止まない。
「そうだよ!大事な人!君の友達!!」
「分からない、分からない。」
大事な記憶、知っていなきゃ行けない記憶。知っているはずなのに知らない。
「おい、ピリオド!!思い出しくれ!ここでお前が思い出さなかったらお前ら全員は死んでしまう!再会どころじゃないんだ!!」
「うるさい・・・うっ・・・」
奥底へ行けば行くほど頭痛が酷くなる、まるで知って欲しくないものがあるような。
「木刀・・・?」
俺は目の前にあった修学旅行で買った?剣を引っこ抜き、構えてみた。
「そうだよ!ピリオド、お前は剣を使っていた、その剣で希望も絶望も切り開いてきたじゃないか!」
わかっている、俺の記憶にはあとナニカが足りない、そのナニカで全てがわかる、
「くそっ!なんだよ!」
俺は木刀を放り投げると、話しかける石を持った。
「そうだ、これは悪い夢だ・・・こいつらを捨てれば・・・」
「何やってるお前!ここで俺達を捨てたらお前は本当に終わってしまう!」
「ピリオド君!夢じゃない!現実なんだ!目覚めてくれ!君があいつらの・・・プレーン達の最後の希望なんだよ!」
プレーン?・・・もう、俺の記憶を掻き乱すな!!
「うるさい、うるさい、うるさいっ!!」
俺は全ての声をかき消すと窓をものすごい勢いで開けた
これでさよならだ、俺は主人公になれない、結局なんにもなれない、1歩が進めない。俺は右手を振りかぶった、
その瞬間
バァン!
「あ?!」
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「誰だお前」
「こんな名も知らない世界きたくもなかったんだよ!」
「俺はこの世界をなんとしてでも抜け出す!」
「見つけた、じゃあ死ね。」
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「っ!・・・ってあれ?」
「ピリオド君?」
花火のリハーサルの音、特に色も付かず、ただ火薬を入れただけのなんにもない花火、しかし、その音、そのなんにもない色、無色が俺の、ピリオドの心のナニカであった、最後のピース、そう、それは
「雲出ユウヤ・・・」
それが俺の中の最後のピースだ。
「雲出ユウヤ?!お前!雲出ユウヤって言ったか?!」
「まさか・・・」
「心配、かけたな。ズチ、クロン。」
「心配かけすぎだ、バカ!」
「おかえり、ピリオド君。」
「さぁ、反撃開始だ。」
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