『ペイン(痛み)についての、憑依現象』
『ペイン(痛み)についての、憑依現象』
㈠
体が痛いという事が、どれ程苦痛かは、身をもって知る以外にないだろう。昔、体が痛い時期があって、そう言えば、ペインと叫ぶ曲があったなと思いだしたが、慢性的な痛みは、人生をも崩壊させる様で怖い。勿論、今は無くなった、その痛みは、一体何だったんだろうという、述懐である。
㈡
人は人に憑依することが、出来るのかという疑問は、少なくとも、専門的でない自分には分からない。ただ、深い闇の様な身体現象が、他者に憑依することが、可能かと問われれば、確かに幼い頃には、そんなこともあった様な気がするくらい、在った様な気がする。
㈢
先人が考える、難しいことが、寧ろ純粋な脳のほうが、本質を覚え、言い当てることが有ることは、良くあることだ。もしかしたら、我々が思う程、世界は憑依的でないのかもしれない。しかし、ペインについての、憑依現象は、この鈍感な自分にも、一足踏み入れた、世界だと思っている。