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あなたに、であえて。  作者: たけ ゆう。
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バス通勤から車通勤に変えてから

日常が、変わった。


バスの時間に合わせて早く起きていたけど、

ゆっくりできる時間が出来た。


満員で座れないことも、なくなった。



そして……、かえで とも会わない。


目を瞑ると今でも最後に会った時の、

かえで の表情が、浮かんでくる。


「仕事、行かなくちゃ。」



会社に向かう途中、この間まで乗っていたバスが

乗客を降ろしたり、乗せたりする為に

止まっているのを通りすぎる。


あの中に、かえで が居るかもしれないと、

思うと苦しくなり、握っているハンドルに

力が入りギュッとしてしまう。



会社に入り、仕事が始まると気持ちが楽だ。

だけど、終わる時間帯が近づくと、


「嫌だ、終わりたくない。」


と思って、残業を申し出ても、


「なるべく残業はさせたくないんだよ」


と言われてしまい、仕事熱心や変な人と、

言われてしまっていた。



もう、なんと言われてもいい。

1人に、なりたくない。





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