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report 楝蛇塚


 広大な田園地帯にぽっかりと浮かぶ桜の木に囲まれたこの塚は、鬼門の方向を示す目印なのだという。

 この鬼門の方角から“カカショニ”と呼ばれる怪異がやってくるのだと、蛇沼一帯では今も信じられている。

 そして、もうひとつ、この塚にまつわる伝承がある。

 それは今から遥か昔の江戸時代。

 藩により蛇沼一帯で新田開発の計画が持ちあがった時の事だ。

 この頃の蛇沼一帯には大きな湿地が広がっており、恐ろしい大蛇が棲んでいたのだという。

 大蛇は毒を吐き、お陰で沼地に近寄る事すらできない。

 そこで藩の命を受けた木島禎興(きじまさだおき)という名前の強者(つわもの)が大蛇退治に乗り出した。

 禎興は三日三晩の死闘の末に大蛇の頭を切り落とし、それを埋めたのが楝蛇塚なのだといわれている。






 危険度ランク【C】

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― 新着の感想 ―
[良い点] 想いが報われる事もなく、無念のまま命を奪われた吉島師匠。 それでも、西木さんによって救われたのなら穏やかに逝けたのではないでしょうか。 [気になる点] 西木さんがギャルギャルしい恰好をする…
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