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report 五十嵐脳病院


 県北の黒谷地区の山間にひっそりと佇む大正時代に建てられた擬洋風建築の精神病院である。

 一説によれば日本で一番最初に悪しき精神外科療法であるロボトミー手術が行われたとされているが、これはデマだ。

 黒谷岳の登山口付近の山深い森に所在するためか、立ち寄る者はあまりいない。ゆえに、この手の心霊スポットでは良くありがちなスプレーでの悪戯書きは見当たらず、床に散らばるゴミも葉や木の枝といった自然物ばかりである。

 インターネット上に投稿された体験談を見るに、ここで目撃されるのは白衣姿の医師や看護婦の霊なのだという。

 この手の心霊スポットで出現するのは大抵、不慮の死を遂げた患者の霊というのが定番であるので、これは珍しい事例である。

 更に噂によれば、この医師や看護婦の霊に捕まった者は地下にある秘密の手術室に連れられて、非道な人体実験により廃人にされてしまうのだとか。

 因みに、この病院の地下階は現在、殆どのエリアが水没しており、侵入する事が出来なくなっている。

 それほど知名度は高くはないが廃墟マニア、オカルトマニアの間では知る人ぞ知る名所という評価を受けている。





 危険度ランク【C】



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― 新着の感想 ―
[一言] 読み返してるんですが、危険度ランクCってことは出ることには出るんですかね? この当時の2人はもしかしたら霊感レベル的なのが低かったから見えなかったとかでしょうか 再探索編とかそのうち見て…
[良い点] ホラーにあまり耐性がないけれど、「ゆる」という題名で今日から読み始めました。 頭脳派と体力担当のペアが良い感じです。体力担当も無双というわけではないところが、今後のドキドキ感をかもします。…
[良い点] この五十嵐脳病院は、アクションRPG(ダーク○ウルとか)で例えるなら『最初にチュートリアルで訪れるダンジョン』で、でも後々に『実はマジやべぇ奴が潜んでいる場所だった』みたいな可能性を残して…
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