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report 長臑村
群馬県東部の山間部に所在する。
六年前に住民が途絶えて廃墟となった。現在、旧村道は地滑りのために通行止めとなっており、村へと行くには近くの登山道から続く杣道を渡る以外にない。
現在も村内には数多くの建物が遺されており、廃墟マニアにとっては有名なスポットとなっている。
また鈴懸姿の老婆の亡霊が出現する事でもよく知られている。
この老婆の霊の目撃情報は多数あり、そのほとんどが信憑性の高いものばかりだ。
特に村の外れにある廃寺によく出没するとされ、心霊マニアの間でも評価の高いスポットとなっている。
また周囲の山間部の地域では、昔から長臑様、または、八束姫と呼ばれる正体不明の怪異にまつわる伝承がいくつか残っている。
これが、どのような怪異であるかは情報が少なくて定かではないが“男子を襲う”や“背の高い女の姿をしている”などの特徴から、日本各地に伝承が残る山女ではないかとされる。
危険度ランク【B】