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report 殺人鬼の隠れ家


 県央の山間部に広がる高洗町の外れの山林には、高いフェンスで囲まれた杉林がある。フェンスの門は常に閉ざされており、人が出入りしている気配はない。

 その土地は地元民たちの間で“人さらいの住処(すみか)”もしくは“殺人鬼の隠れ家”があるなどと、噂されている。

 実際に、あの首都圏外国人女性連続殺人事件の犯人であった嶽地聖夜が子供の頃に、この周辺の森で動物虐待を行っていたのだという。

 それ以前にも、周囲の山林では昔から行方不明者が出たり、女性が襲われるなどの事件が度々起こっていたという話もある。

 一九八四年には、町中で行方不明になっていた当時十四歳の女子の遺体が発見された事もあった。

 そして、ハイカーや山菜採りに訪れた者たちの間で、このフェンスの内側を裸の女が彷徨いていたなどという目撃証言がいくつかあがっているが信憑性(しんぴょうせい)は薄い。

 このように不気味な噂には、ことかかない場所である。






 危険度ランク【C】

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