ブラックホール
今回はシリアス系の短編小説となります。
人はそれぞれいろんな輝き方をする。その輝きは十人十色、様々に輝いている。
僕の輝きは淡く、他の輝きにかき消されてしまう。
だから僕は考えを改めることにした。
淡くてかき消されてしまうのなら、せめて他の輝きを強めてあげられないだろうか。
いつしかそう考えるようになった。これが僕なりの解答だった。
僕の見つけた存在理由だった。
だけど考えが甘かった。もともと一人で輝ける人が僕を必要となんてしてなかった。
・・・これはきっと罰なんだ。独りで輝けない哀れな僕は罪なんだ。
もう、この世界に僕の輝きはいらない。だけど輝きを失うことは赦されない。
あはは生き地獄って楽しい。
世界はこんなにも素晴らしい輝きに満ち溢れている。
すごい・・・。ねぇそんなにあるなら、少しくらい貰ってもいいよね?
僕はいつしか輝きを喰らう存在になっていた。
読んでいただきありがとうございました^^