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炎の契約者

「もっと、もっと、もっと殴って、お嬢様」


下僕になりお嬢様に鞭で殴られる夢を見ている啓介、寝言がただ漏れだ。啓介がこんな夢を見ているのには三つの理由がある。一つそれは一日中お嬢様やらご主人様やらと呼ばせながら啓介を痛めつけたセシルのせい。二つ目の理由はそんな一日を送りながら啓介の自らも知らぬうちにそっちの趣味に目覚めてしまったこと。

三つ目は今まさに寝ている啓介をセシルがヘアードライヤの電線で鞭のように殴っていることだ。

そんなに殴られているにも関わらず起きないのはそれほど疲れていたからだ。


「もっと、もっと、殴って、お嬢さま、、、」

「引くわ、死ね」


セシルの思いっきりの一撃により寝言と共に目を覚ます啓介だった。


「人が気持ちよさそうに寝ているのに何で殴ってんだよ?」

「あんた何をしたか覚えてないの?」

「俺が、何を、、そ、うだった。」


啓介は寝る前に自分が何をして何でセシルに殴られているのかやっと思い出した。弁当を食べてセシルの隣で寝たくってそのまま布団に入りセシルを抱いて寝たのだった。


「思い出したようね、私に夜這いを掛けるなんていい度胸してるわね。」

「それは誤解だ、俺は夜這いなどしてない、ただベットが一つしかなかったからそこで寝ただけだ。」

「そそれを夜這いというのよ、この変態。」

「お前は何も知らないな、夜這いとはさっきのエロ本のようにセックスをすることをいうのだ。しかし俺はお前の隣で寝ただけであって胸すら揉んでいない。分かったか俺は潔白だ。」


啓介はただ生きるために自分でも分かっていたが無茶苦茶なことを言い始めた。それは今までのセシルを見た限り無茶苦茶で言い返すと何とかなるというのが啓介の経験の元から来るものだった。


「そうねあんたに私の初めてを奪う度胸はないもんね度胸があったらもう永遠に起き無くなってるはずだもんね感謝しなさいよ、自分の度胸の無さに、死ぬことはないから。」

「良かった、理解してくれたみたいね。」

「死ね。」


セシルは握っていたヘアードライヤーの電線を鞭のようにして啓介を殴った。しかし黙って殴られる啓介ではなかった。そのヘアードライヤーの電線を掴み取り上げようとする啓介、セシルも黙って自分の武器を取られる女じゃなかった。セシルは奥の手を使った。それはやはりユニックスだ。セシルは啓介の内臓が破けない程度で一番激しく動かし啓介を痛めつけ啓介の手から力が抜けた隙にヘアードライヤーを取り返す。

そしてその電線で啓介を殴った。


セシルに殴られ苦しむ啓介だが何故か心のどこかでは喜んでいた。まだ自分がドM に目覚めたことに気付いてないようだ。苦しみながら微笑む啓介の顔を見て気持ち悪すぎて引いてしまったセシルは止めにした。


「腹減ってもう殴る力すらないわ。」

「カップラーメン買ってきたよ、お湯入れておくから3分過ぎてから食べて。」

「それくらい分かってるわよ。」


啓介は何でセシルがカップラーメンを知っているのか寝る前から気になっていたので聞いてみることにした。


「お前何でカップラーメン知ってるんだ?」

「私が魔界でいたときに人間界にいたお兄様が送ってくれたのよ。その時食べたカップラーメンが美味しかったからまだ覚えているのよ。」

「お兄さんは何で人間界に?」

「お兄様も他の悪魔と同じ人間界を征服しに行ったわ、しかし人間界で生活している間、人間界と人間が好きになったみたい、そんなお兄様は人間界を守るために反乱を起こしたわ、そして悪魔達とその契約者達に殺されたわ。だから私はお兄様を殺した人間界にいる悪魔とその契約者達を殺して人間界を救いたいの?」


セシルが自分と契約したの兄の敵討ちのためのようだ。そして人間界を悪魔から救おうなどと言っているが啓介の目的はこの気に食わない法律などを作った総理を殺し自分のような被害者が生まれないようにするため自分がこの国で独裁者になるのが目的だ。そのためなら邪魔するものは誰でも殺すつもりなのだ。

だから自分の目的で人間を殺してしまってもそれは人間界を救うなどと夢見るセシルの目的に反するのだ。


「一つ聞いていいか?」

「言ってごらんなさいよ。」

「俺の目的は力なき国民達が幸せに生きる国を世界を作りたい。そのためなら邪魔する者は全部殺すつもりだ。つまり邪魔する人間は何人でも殺すつもりだ。それって人間界を救おうというお前の目的に反しないのか?」

「人間が死ぬだろうが関係ないわ、私はただ悪魔とその契約者によって人間界が滅ぶのが嫌なだけよ。それに君の目的には私も賛成するわ。さっきあったヤンキーのような奴は死んでも構わないわ。」

「そうか、じゃこうしよう、俺はお前の復讐を手伝う、その代わり俺も俺の復讐のためにこの力を使う、それでいいか?」

「いいわ、それで。」


啓介とセシルはお互いの復讐のためお互いの力を貸してあげることにした。

一心同体になり二度と取り返しつかなくなった二人にはお互いの目的のため力を合わせるしかなかったからだ。啓介にとってはセシルからもらった能力がこれからも必要でセシルは自分の力を受け取った啓介の存在そのものが必要だったからだ。


「睡眠も食事も全部済ませたし俺の母の墓に一緒に行ってくれないか?」

「そうだったわね、行ってあげるわ。」

「その前に」



睡眠も食事も全部済ませた二人は啓介の母の墓に行くために変装して出かけた。

地下鉄やバスだとばれる可能性もあって念のためタクシーで行くことにした。

ヤンキーから奪ったカードや金もあることだしそれに母の墓はそう遠くなかったからだ。


タクシーで40分程かかり啓介の母の墓がある場所までたどり着いた。墓場があるせいか近くには花ショップもありそこでアイリスの花を買った。アイリスの花は啓介と母が一番好きな花だったからだ。

花を買い終え母のお墓参りに行った。


「お母さん、何日しか過ぎてないけど随分と久しぶりに会う気がするね。」


啓介は母の墓にアイリスの花を供えながら墓に挨拶をして話しかけた。隣にいたセシルも家族が死んだ思いの辛さを知っていたため何も言わず黙っていた。


「母さん、葬式には行けなくってごめんなさい。色々あったんだ。、、」


啓介の目から一滴一滴と雫が流れ出し始めた。


「ごめんなさい、私が無力で、何も恩返しができなかった。本当ごめんよ、無力な馬鹿な息子でごめんよ、、、、、」


啓介は母の墓の前で自分の無力さを謝りながら泣き叫んだ。


「紹介がまだだったね、隣にいる女の子はセシルと言って今の私のパートナーだよ、

この子のおかげで俺力を手に入れたから、もう二度と俺らのような被害者を出さないように俺頑張るから見てておくれよ、じゃまた来るから。」


啓介は母にセシルを紹介して最後の挨拶をして立ち上がった。そして帰ろうとしたら警察が2人近づいてきた。


「私達は刑事ですがあなたたちは山田智彦さんとどんな関係ですか?」

「帰れ、」

「はい、失礼いたしました。」


刑事たちは何故か啓介の目を見て捜査もせずあっさりと帰ってしまった。

啓介の深刻そうな目を見て気づかってくれたのか刑事としてはありえない仕事ぷりだ。

刑事を殺さなかったのは母の墓の前では殺人を犯したくなかったからだ。


墓参りを終えた啓介とセシルは腹が減ってきたので近くの定食屋に行くことにした。


「いらっしゃいませ。」


定食屋にはお昼時間が少し過ぎたからなのか客は啓介達を含め6人くらいしかいなかった。

啓介はとんかつ定食を頼みセシルはエビフライ定食を頼んだ。昔人間界で住んでいた兄から色々聞かされ料理に関しても詳しいようだ。テレビがつけられていたので二人の目は自然とテレビへの集中した。


テレビではニュースをやっていた。それも啓介達の話を内容はこうだ。

総理殺人未遂の犯人が武器を装備した仲間と協力し刑務所から脱出、10人以上の刑務官殺害、

名前:山田啓介、男、仲間:女性、名前:不明、それと共に啓介の写真が写された。監視カメラを壊したおかげでセシルの顔は知られてないようだ。


啓介達は変装してきて正解だったと安堵の息をついた。もし今変装してこなかったら通報しようとする定食屋の客や店主を殺すしかなかったからだ。啓介はなるべく普通の一般市民を殺したくはなかったのだ。


「お待たせいたしました。」


エビフライ定食ととんかつ定食がついに来たのだ、啓介にとっては久しぶりの手料理だ。

啓介とセシルは涎をたらしながらぐいぐいと食べ始めた。


次のニュースです

「今現在渋谷区代々木で火災発生しております。、、、」


ニュースの内容はこうだ。

渋谷で原因の分からない火災が次々と発生して建物が燃えたり火災の被害により死亡する人が続出しているとのことだ。


「あれってもしかして?」

「多分悪魔と契約者の仕業ね、行くわよ。」


啓介とセシルは一瞬で食べ終えタクシーに乗り渋谷に向かった。啓介とセシルは同じくいま怒っていた。

啓介は何の罪もない人達を巻き込み殺してる契約者がセシルはそんな契約者に力を与える悪魔に怒りを抱いた。悪魔と契約者は少し似たとこがあるようだ。人間の邪悪な心を道標として悪魔は来るためその中でも啓介の邪悪な心に興味を持ったところから二人の間では何か共通するものがあってもおかしくないのだ。


タクシーの運転手さんもタクシーの中で今のニュースをラジオで聞いていたため何で今の渋谷に行くのか気になり啓介達に問うが啓介は休暇中の消防士で今急いで行くのだと嘘をつく。

タクシーは啓介達を渋谷駅に下ろして避難中の客を直ぐ乗せ何処かへいった。


「一つ言い忘れたことがあったわ、私は能力者の能力による攻撃にはダメージを受けるわ、だから私を守りながら戦いなさい。」

「じゃお前は来る必要ないじゃんか?どこかに隠れてろ。」

「意味はあるわ、私が後ろでサポートする、援護魔法を使い君の肉体を強化する。しかしこのサポート魔法はある程度の距離内に一緒にいないと解除されちまう。だから一緒に行くわよ。」


啓介はセシルの説明によりすぐ納得した。引きこもりニート生活によりそこらへんの知識はマンガやアニメでよく見ていたからだ。


「悪魔の気配からみてかなり近いわ、もうすぐよ。初めての戦いだから緊張とかしてる?」

「俺はな刑務所に昔の自分と共に緊張感のような感情は捨ててきたんだよ。」


5分くらい走り建物が燃え続ける火の海に入り込む啓介達、その火の海の中に能力者と悪魔がいたからだ。

契約者は高校生くらいの男の子で悪魔は30代後半のおじさんだった。

啓介は自分と契約した悪魔があんなおじさんじゃなく性格は悪いが美少女であるセシルで良かったと思い安堵の息をついた。


火の契約者とその悪魔のところに近づくと仲間だと思ったのか挨拶をしてくれた。


「誰かわ知らんがお前らも遊びに来たのか?一緒にこの町壊そうぜ。」

「一つ聞いていいか?何でこの町を燃やしているんだ?」


町を燃やしている妥当な理由があったら見逃そうと思った啓介はその理由を聞いた。


「何でって?理由はないわ、あるんだとしたら人間の悲鳴を聞くのが好きなだけかな」

「分かった。死ね。」


仲間だと今がチャンスだと思った啓介は彼の首を捻じ曲げようと能力を使った。

しかし何も起きなかった。戸惑う啓介にセシルが何か言い忘れた表情をしていた。


「ごめん、捻じ曲げ能力は契約者や悪魔に使うときは体に触れなきゃ発動しないんだった。」

「マジか、どうすればいいんだ。」


敵は死ねという啓介の言葉により啓介達を敵だと今認知したようだ。

どうすればいいか戸惑っている啓介に炎をぶちかました。しかし炎などは啓介には効かなかった。

炎の方向を捻じ曲げればいい話だからだ。捻じ曲げた炎を敵に取り返したがそれを炎で防いだ。

敵の能力は自分の注意にいる大気を炎に変えて操ることができるようだ。


「お前、その能力なんだ?方向転換か何かか、くだらない能力だな。」

「そうかよ、じゃそのくだらない能力で死ね。」


啓介は深夜コスプレショップで自分がセシルにしたことを思い出す。それは能力が効かないんなら相手の来ている服を捻じ曲げ体と首を締め付ければいい話なのだ。

それをいま敵の契約者に使う啓介、敵の契約者は自分の服により締め付けられていった。

敵は自分の炎で自分の体全体に巻き服を燃やした。火傷一つないのを見る限り自分の炎によるダメージは生じないようだ。


「そんな能力で私に勝てるとでも思ってんのか?死ぬのはお前だ。」


啓介はまた炎が飛んでくる方向を捻じ曲げ空へと飛ばした。敵に飛ばしても意味がないと思ったからだ。

お互い遠距離の攻撃が聞かないと思った啓介は敵を触れて能力を使うために突進した。


「肉体強化」

「肉体強化」


セシルは啓介に肉体強化のサポート魔法をかけた。それを見て肉弾戦になると思った相手の悪魔も自分の契約者に肉体強化魔法をかけた。

肉体強化魔法を掛けられた啓介のスピードは人間とは思えないほどの速度で突進した。

そして契約者の手を両手を捕まえた。


「ここで終わりにしよう。」

「?、、」


啓介は能力を使い自分が握っていた相手の手を腕ごと捻じ曲げた。


「あああああ。いてぇえええええ。」


両腕の関節を捻じ曲げられた敵は激痛で泣き叫んだ。そのまま何の迷いもなく相手の首を握り捻じ曲げ殺した。母の墓の前で泣いていた人には見えないくらいだ。


契約者が死に後ろで見物していた悪魔も死んで倒れていった。

啓介は周りの火を消すことは出来ないかと考える。まず何処かに動いてないものだと捻じ曲げ移動させることが出来ない為さっきのように敵の攻撃による炎を空へと送るのは無理だったため消防士に任せて現場から逃げることにした。


「セシル、逃げるぞ。」

「まぁまぁよくやったわ、特別に褒めてあげるわ。」

「ありがとうよ。」



セシルは照れながら啓介を褒めてあげた。最初の戦いで自分の兄への敵討ちをしてくれて嬉しかったのだ。

そんなセシルが案外かわいいなと思いながら誉め言葉に感謝の言葉を掛けてあげる啓介だった。


今回の戦いで啓介が分かったことは自分の能力がチートのような強さを発揮するのは普通の人間だけってことだ。つまりこれからの契約者達との戦いでは能力の応用が必要だということに気付いたのだ。

そうしないと次の戦いで殺されるのは自分だと確信したからだ。

それとセシルのサポート魔法があることだ。まだ何のサポート魔法があるか分かんないがサポート魔法により人間離れした身体の能力を得ることが分かった。


今日の用事を全部済ました啓介とセシルはデパートに寄った。二人とも下着や私服などを今着てるものしかなかったからだ。そして生活に必要なものや食材などを買った。悪魔の少女も女の子なのかセシルは化粧品コーナーにいき化粧品を買った。その化粧品は必要性を啓介はあまり感じなかった。セシルはすっぴんでも十分美少女だと思うくらい可愛かったからだ。しかしセシルに逆らったらまたあの激痛を味あわなきゃいけないと思った啓介は直ぐ買ってあげた。


買い物を終えタクシーを捕まえアパートに戻った啓介達だった。


「飯作るから先にお風呂入って。」

「分かったわ。覗くと殺すわよ。」

「俺がそんなことする人に見えるか?」

「見えるわいやそれ以上にキモイ。」

「ひどいな。心配するな俺は今覗きたくっても料理で忙しいから手を離せないんだ。安心してお風呂に入りな。」


啓介は料理をしながら覗きたい気持ちはやまやまだが諦めた。今マゾに目覚めたとしてもユニックスの発動による内臓攻撃だけは耐えられなかったからだ。鞭による攻撃なら喜んだ覗いて喜んで殴られるのにと思いながら料理をする啓介だった。


覗かない分お風呂上がりのセシルのエロい寝間着を妄想する啓介。


「お風呂から上がったわ、使いなさい。」

「俺は先に飯にするわ。」


お風呂上りのセシルの姿を見て少し残念だと思う啓介だった。自分が妄想していたお嬢様らしいエロい寝間着じゃなくただのパジャマを着ていたからだ。


お風呂に上がった自分の姿を見て落ち込む啓介を見てセシルは啓介が何を考えていたのか大体予想がついた。


「啓介、もしかして私が布の少ない寝間着でも着ると思ったのか?」

「そんなわけないだろう。」

「ご主人様の寝間着を妄想するなんて本当に変態ね、私だって君がいなかったら布の少ない寝間着の方が楽だから着るんだけどね。」

「着るのかよ。」


食事をするためテーブルに座ったセシルはテーブルの上に置いてある料理を見て驚いた。

啓介の手作りである色んな美味しい食べ物が置いてあったからだ。


「お前料理できるんだな、以外。」

「自慢じゃないけどニート生活で磨いた料理の腕さ。」


今まで啓介は家で主に家事を担当していた。母が仕事にいき就職できないぶん少しでも母を楽させるために洗濯、掃除、料理を担当していたのだ。貧乏で外食ができないぶん美味しい物を食べるために料理スキルを上げていったのだ。今となっては普通に店を出してもいいレベルだ。しかし高血圧である啓介は今この国の法律により自営業すら無理な話だった。


「美味しい、君、ただの変態じゃ無かったんだな。」

「変態は余計だ。どうだい、美味しいだろ?」

「この戦いが終わったら魔界で私の執事にでもなるかい?」

「考えておくわ、魔界って帰れるのか?」

「もちろん、帰れるよ、、、」


セシルの話によると前見せたブラックホールのような次元の扉でいつでも魔界に帰ることは出来るらしい。

しかしそうしないのは自分が魔界に一人で帰ったら人間界に一人で残った啓介はセシルが人間界に戻るまで能力を使えないとのことだ。そのときもし他の契約者に狙われたら殺されるだろう。


だからといって二人で魔界に行けばセシルが邪悪な気配を探知するまで人間界には行けないとのことだ。

その邪悪な感情を入り口にして魔界と人間界を繋いでるみたいだ。

邪悪な感情をもつ人間は多くってもそれじゃダメらしい。悪魔と同じくらいの邪悪なオーラが出る人間じゃないとダメでそれに悪魔と契約した人間のところにはいくことも出来ないらしい。つまり二人で魔界に帰ることもセシル一人で魔界に帰ることも危険とのことだ。しかしセシルの兄は結構いったり来たりしてたとのことだ。


「俺お風呂入るわ。」

「うん」


食事を食べ終わった啓介はお湯が冷める前に早くお風呂に入りお風呂に入ってるお湯を飲み始めた。

セシルが入って体を洗ったお湯を飲むためだった。


(セシルちゃんの汗とあっちこっちの穴から出た唾液と汚れ、そしてセシルの体から出た出汁、それに味付けの為に化粧品まで使うなんてもう最高に美味しいじゃないか、これが少女の出し汁の味なのか?

俺さえ入ってなかったらペットボトルにこのお湯を入れ冷蔵庫に保管し毎日飲んだのにな。)


人間失格だといっても過言ではない行動をしながら啓介はお風呂を済ませた。

セシルはニュースを見ていた。そのニュースはやはり啓介に関する刑務所脱走事件と今日の火災事件だった。


「セシル、俺特訓しにちょっと出かけてくるわ。」

「何の特訓?」

「能力を自由自在に応用する特訓だよ」

「私も行くわ。」


啓介達は特訓をするため人がいない場所に移動し特訓を始めた。

今日の戦いで少し疑問と思ったことを試すことにした。それは気体、つまり風の向きと風圧を捻じ曲げて攻撃できないかだ。


啓介は空気を捻じ曲げ風圧を強くするが中々向きを変えるのが難しかった。しかし方向転換すらまともにできるようになったら風を攻撃手段として使うこともできると思った。自分の能力は接近戦では最強でも遠距離だと応用しない限り攻撃出来ないと知ったからだ。


そして石の壁を捻じ曲げると曲がらずにただ壊された。曲がる質じゃないと壊れるようだ。

そして何の動きもない物は曲がるには曲がるが動かすことは出来なかった。動けるものしか動かせないとのことだろう。


「あはぁ、疲れた。」

「今日能力結構使ったから疲れないのがおかしいでしょ。」

「そうだな、何か武器でもあったらな、武器?そうだ武器だ。」


啓介は自分の能力を応用できる武器があったらいいなと思った。それに能力をずっと使ってたら疲れて長期戦になったら不利になる。悪魔には通じなくっても契約者には武器は通じるからだ。

つまり何らかの武器が必要だと思ったのだ。


「何がいいんだろう、そうだ拳銃でいいんじゃないか、遠距離だし、それに捻じ曲げて攻撃も出来る。」

「武器ねぇ、いい考えかもな、それで拳銃にするのかい?」

「まぁな、明日は拳銃でも奪いに行こう。」

「楽しいそう。」


啓介は特訓で疲れた体を家まで運んだ。セシルはベットに上がり自分一人でベット使うという意思を伝えた。啓介は流石に男が悪魔でも女の子を床に寝かせることは出来ないと思って押し入れから布団を取り出し床に敷いてそこで寝ることにした。


「お休み。」

「お休み。」
















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