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File 2 Story 10 (おまけ)

 ペナルティをこなした翌日、ReDはJOHのチームルームへ来ていた。


「一人ってゆーのが、心細いなあ」


 今日はKaZが休んだ為、事後報告はReDがこなすことに。


(相当、怒られたのかな・・・KaZさん)


 いたたまれない。


 恐る恐るドアを開ける。


「失礼します、ReDです。JOHさん、いらっしゃいますか?」


 そこには、JOHの上司が一人でいた。


「ああ、ご苦労さん。JOHか。JOHは今な」






「お前のせいでカクカクシカシガ大変だったんだぞ。しかし、そのおかけで・・・」


 小さくなっていった語尾も聞き逃さなかったJOH。


「『おかけで』?どうしたんだ?」


 動揺を隠せないが


「う・・・、遭難したんだぞ!海賊にも会ってそりゃあ苦労したんだからな!」


 と、なんとかしのいだKaZ。それを聞いたJOHは悪びれる様子もなくひらりとかわす。


「それは大変だったな。すまんすまん。だが、俺だって脚二本折って、このザマだぜ?」


 言いながら、動きずらそうに身体を捻った。


「見舞いに来てくれたんだろ?優しくしろよ」


「そういう訳にはいかねえな。こっちはRiSさんに大目玉食らってるんだよ!」


 割にあわないと文句を言いつつ、KaZはJOHの代わりタオルを手に取った。


「いい加減、筋トレやめねぇの?めっちゃ浮いてるぞ。お前」


「腕だけでも鍛えとかなきゃ、骨折じゃすまないだろ?この仕事は」


「いや、俺の巻き返しがなくなるじゃないか。怪我人は大人しく休めって」


「尚更だ。やだね」


 一般病棟で相変わらずなやり取りをしている二人の男。


 いつもはスーツのJOHも、いつもラフなKaZも今は周囲と変わりない。


 散々話をしてからKaZ。


「んじゃ、行くわ。次のミッションが待ってる」


 いや、サボリが言うことか、とJOH。


 KaZが椅子から立ち上がった丁度その時、病室の入り口に人影が見えた。


「JOHさん、大丈夫でしたか!って、KaZさん!?」


 ReDの出現に一瞬たじろぐKaZだが、JOHの手前、そうもいかない。


「此処に来てたんですか、KaZさん!」


「ああ、いや・・・有給休暇のついでにさあ」


「やあ。ありがとう、大事ないって。ほら、先輩が任務出発だそうだ。ついていけ」


「でも、僕、来たばかりですし・・・JOHさん、その脚!」


「そうだ。お前、ちょっとJOHの世話してやれ」


 グダグダしている二人に


「いいからサボリ魔先パイの所、行けよ!」


 JOHはバンッとKaZの背中を叩いた。とたん


「うがぁあっっ」


 ・・・


「そこは・・・り、RiSさんにやられた・・・ば、しょ・・・」


 うずくまるKaZはほうっておき、JOHはReDに向き直った。


「訂正だ。やっぱり、うちに来る気ないか?」


そんなこんなでFile2おしまいです。

お付き合い頂きありがとう御座いました。

ふざけにふざけまくって楽しかったです(キラキラ)

今後の事は全く分かりません。予定は未定。

ヨロシク☆←何が

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