おにいちゃんスイッチ
息子4歳。
☆おにいちゃんスイッチ
ちょうど良い箱があったので、「おとうさんスイッチ」を作りました。
(「おとうさんスイッチ」とは、NHKの教育番組「ピタゴラスイッチ」の1コーナーで出てくる箱。箱に、50音のうちの1行を書いた5つのボタンとアンテナ代わりにストローをつけ、子どもが押したボタンの頭文字がつくジェスチャーをお父さんがやってみせる、という遊びに使います。)
文字は「あいうえお」。昼間でお父さんはいなかったので、「おかあさんスイッチ」と「おにいちゃんスイッチ」を実行。
私「おにいちゃんスイッチの『あ』」
息子「『蟻をつかむ』」
……子どもの発想はやはり違う!
私「おにいちゃんスイッチの『い』」
息子「『犬をつかむ』」
と思ったらワンパターン!
その後は「『馬に乗る』」「『絵本を読む』」「『おにぎりを食べる』」と普通でしたが、ちゃんとルールにのっとって、即座にジェスチャーをやってみせたのは感心しました。賢くなったなあ。
もう一度やろう、ということで、二度目の「おにいちゃんスイッチ」。
私「おにいちゃんスイッチの『あ』」
息子「(うずくまって倒れる)『蟻が死んじゃった』」
……子どもって……!
☆手作りおもちゃ
「おかあさん、これ、おり紙にかいてー」
息子が持ってきた「てれびくん」に載っていたのは、ウルトラマンの変身アイテム。
「小さくでいいからね、小さくだよ」
というので、細かく長さ6cmくらいに絵を描いていると、「あ、まちがえた。もう少し大きくだった……」
「えー。ここまで描いたんだからこれでいいじゃん!」
強引に押し切って(←面倒くさいだけ)完成させ、色を塗ってあげたところ、息子、それをぐるっと腕に巻きつけてテープでとめて
「やあっ! とうっ!」
となりきり遊びを始めました。変身アイテムが欲しかったのか~。
なかなかいいアイデアだとは思いましたが、なにせ絵が小さすぎるし、折り紙の下のほうに描いたので、変身アイテムが肘の近くにくっつく形になってすごくバランスが悪くて、思わず大笑い。
「え、変かな……?」
と気恥ずかしそうな息子に、「場所が悪いから直してあげる」と折り紙の空白部分を切り取って、ちょうど手首の下ぐらいになるようにつけ直してあげました。
やっぱり小さすぎておかしい……けど笑いをぐっとこらえて「よし、かっこいい!」とおだてると、すっかり息子はご満悦で「はあっ! しゃっ! とおっ!」といちいち決めポーズ。
目が輝いて本当に嬉しそうで、集金にきた新聞屋さんにまで「これみて!」と見せびらかしてました。
お風呂のとき一度外して、あがってからわざわざ付け直して、
「これつけて寝るー♪ おとうさんにもみせようね」
と言っていたのですが、トイレで手を洗った後、半泣きでやってきて、
「おれね、気をつけてたんだけど……」
見事半分、水で溶けてました。あらら。
「次はもっと大きくてかっこいいの作ってあげるね」
となだめて、寝かせましたが、私も横になりながら少々ほろり。
あんなちゃちい落書きでもあんなに喜んでくれるんだなあ、と幸せな気持ちにしてもらいました。
ありがとう。