制裁①
「せいっさいだみょん!」
一匹のゆっくりみょんが叫んだ。
「みょんたちをこんな目に合わせたあいつらにせいっさいするんだみょん!みんなで力を合わせればいけるみょん!」
「うー?5日前にも同じこと言ってた奴がいたどー」
「みょ…そのゆっくりはどうなったんだみょん!?」
「もちろん永遠にゆっくりされたよー?首輪はなんとか外れたんだけど、でた瞬間ゆるさなえにズタズタにされちゃって、終わりさ」
なずーりんはみょんに向かって語り出す。
「ゆるさなえは毒牙と鋭い爪を持ってる。私たちなんか一瞬でボロクズさ。ゆるさなえだけじゃない。いつも私たちを怒鳴りに来るゆっくりまりさもとても力が強い。用心棒のゆっくりれてぃもいる。それに、あのキメラ野郎だって並の力じゃあんよ元にも及ばないさ」
「みょ、みょぉん…」
「君もまだ、死にたくなんてないだろ?」
なずーりんはみょんの肩をポンと叩き
「大丈夫だ。ご主人がきっと助けにきてくれるさ」
「うー!きっとかわいいかわいいれみりゃを助けに来てくれるはずだどー!」
「お兄さん…みょん…」
みょんは部屋の片隅に体操座りで座った。
「おい、そこのゆっくりみょん」
「ひう!?」
みょんに話しかけていたのは頬に切り傷をつけた胴付きまりさであった。
「お前、逃げだす気はあるのぜ?」
「みょん!もちろんだみょん!」
「…永遠にゆっくりするかもしれんぜ。本当にいいんだぜ?」
みょんは少し押し黙ったがすぐに
「こんな所で飼い殺しにされるくらいなら永遠にゆっくりするほうが本望だみょん!」
心からの叫び。ゆっくりまりさはにっと笑い
「…ついてくるんだぜ。ゆるさなえは8時からおねむりするんだぜ。そこからだぜ。あと…」
「?」
「おぱんちゅ、みえてるんだぜ」
「…ひゃゆぅぅぅん!?」
「ゆぶぉ!?」
みょんは顔を真っ赤にし、まりさの顔面を殴り飛ばしてしまった。