醜いもの:中編②
チリンチリン
店のベルが鳴る。
「あぁいらっしゃ…なんだあんたか」
見た所典型的な鬼意山が入店してきた。
「おう!1番いいゆっくりを頼む」
「こんなゆっくりで大丈夫か?」
キメラゆっくりがカタログを見せる。
「大丈夫だ、問題ない」
「あぁ、そういや今日新しいの入荷したよ。まだ若いゆっくりみょんだ」
「うーむ。捨てがたいが…」
ここはキメラゆっくりが営む「ゆっくりレイ
BAR」。捕えられたゆっくりを好き放題できるHENTAI共の巣窟である。
「うーん…じゃあこのさとりんで!…にしても凄いよなぁ、ここ。こんな所が政府で黙認されてるなんてよ」
「くっくっくっ、凄いでしょう。もっと褒めてもいいのよ?」
「本当にすげぇよキメちゃん!俺憧れちゃうなー!」
「…値引きはしませんからね?」
「チクショーメー!」
男は頭を抱えて叫ぶ。
「ほい三十一万円。三十一万ポンとやるぜ」
「ひぃ、ふぅ、みぃ…お兄さん、一万足りない」
「ダイッキライダ!」
再び男は叫ぶ。
「アイタタタバーカ!」
「どうやら総統金欠のようで」
渋々一万円をキメラゆっくりに差し出す。
「はいはいまいど。じゃ、あのちるのについていってね」
「あたいったら案内ね!」
「あのちるのちゃんもかわいいんだよねー…」
「ガチルノとチルノフならいつでもスタンバッてるが」
「いや結構。遠慮させてもらうぜ」
一方こちら檻。
「おい!0310!指名だ出ろ!」
「ひっ!い、嫌です!もう私3回目ですよ!?」
ゆっくりさとりは涙を流しながら訴える。
「うるせぇんだぜ!さっさとこねぇとその目玉抉り出すんだぜ!」
「いやあ!さーどあいは…さーどあいはやめてえ!」
「た、助けて!みんな助けてえええ!!!」
まりさにひきずられさとりは部屋から出て行った。
「みょ、あのさとりさんはどうなるんだみょん?」
みょんは隣にいたゆっくりふらんに尋ねた。
「HENTAIさんに犯されるんだよ…女として最悪の辱めを好き放題されるのさ」
ふらんはもう死にそうなほどか細い声をしていた。
「たまに虐待好きなにんげんさんもくるのさ。死なない程度に殴られ、蹴られ、にんっしんされる。私もいつか地獄ってとこに行くんでしょうが、すくなくともここよりはマシでしょうな」
ふらんは苦笑いをする。
「そんなのおかしいみょん!こんなにいるんだからあいつを倒せばいいみょん!」
みょんは言う。
「私のこの首輪には爆弾がついてるの。私達が逃げ出したりすると爆弾する仕組みだ」
「そんな…」
「ふふ、ここに来た瞬間に私達に望みはないの。ほら、聞こえるか?」
「ああっ、や、やめてください!」
「はぁはぁ柔らかいよさとりんのあにゃる!体は正直だね!」
「こ、この変態!ろりこん!」
「こんなに湿らせてるのに、さとりんは嘘つきだね!」
「うぅ…あぁ…」
「こんなHENTAI共の相手をずっとされ続けるのさ」
二十分後、さとりが帰ってきた。身体は痙攣しており、顔は若干アヘ顏。口の中には精液が溜まっており、意識も朦朧としていた。
「う〜ん…もうこいつも限界かな〜」
キメラゆっくりが言った。するとさとりがガバと起き上がり
「い…え、いけます!わ、私はまだ大丈夫です!だから…虐待はやめてください!」
震えながら言う。
「まぁいいか」
キメラゆっくりは邪悪な笑みを浮かべて檻から出た。
「くくく、嬉しいよ。君達がこんなに苦しんでくれて」