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醜いもの  作者: 海老反りゲッダン
2/5

醜いもの:中編

「みょん?ここは…」


みょんは目を覚ました。暗い。高級そうなカーペットが敷かれており、人間の家のようだ。目の前には赤い幕が貼られている。


「みょん…なんだみょん…」


みょんは不安になり泣きそうになる。


「やぁ。起きましたか?」


何かが話しかけてきた。みてみると昼に自分を痛めつけたあのキメラゆっくりだ。


「みょ!?みょんを何するつもりなの!?」


「いや。貴方は私から逃げられた初めのゆっくりなのですよ。それを記念して少し違う事をしようかなと」


「や、やめてください!離してくださいだみょん!」


「あはは、別に殺そうというわけじゃない。まぁぼくちゃんの話を聞いてくれたまえよ」


「みょ、何でこんな惨い事をするの!?」


「うん、みんな死んでく時同じ事を言ってた」


キメラゆっくりはゲラゲラと笑う。


「何、くだらない理由さ。うー。ほら、わかってると思うけどさ」


「ぼくちゃん人為的につくられたゆっくりなの。いわばモンスターさ」


「みょ!そうなのかみょん!?」


「なんで気づかないのさ…」


キメラゆっくりは呆れた顔でこちらを見る。


「全てのゆっくりの特徴、力を持っている。こいしのステルス能力だって、ドスのドスパークだって打てるよ。しかもそれぞれを上回ってね」


「多分力もゆーぎより強いし、スピードだってきめぇ丸より早いと思う。ただ…」


「みょん?」


キメラゆっくりは顔を落とす。


「その力の代償なのかはわからないが見ての通り僕は醜いものだ。僕なんかよりまだゲス共の方が可愛くみえるだろうね」


キメラゆっくりは皮肉そうに笑う。


「ぼくちゃんは考えた。どうしたらにんげんや他のゆっくり達に拒絶されずに済むか」


「その結果、この結論に至った」


キメラゆっくりは近くにあった紐を引っ張る。


するとカーテンが開き、殺されていた筈のゆっくり達がたくさん閉じ込められていた。


れいむやまりさは当然としてゆうかにゃんやきめぇ丸、れみりゃやふらん、さくやなどもいた。


ただ、全員目が違った。絶望と恐怖に包まれていた。


よくみると全員首輪をつけられていた。それぞれに番号がふってある。


「ぼくちゃんは人間達にゆっくりを貸し出そうと考えたんだ。僕の能力の一つにゆっくりぬえの物があってよかったよ」


そう話すキメラゆっくりの顔は歪んだ笑顔を浮かべていた。


「や、やだ…こないで…」


「アヒャヒャヒャ…大丈夫だよ、あの中には仲間が沢山いるからね」


みょんはいつの間にか後ろにいたゆっくり達に拘束された。


「みょ!?は、離して!」


みょんは檻の中に放り込まれた。



続くんじゃね?

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