「B.作品構造の試行錯誤不足」
早速、やらかしたみたいだ。
儀式型と憑依型の問題点に
追加したほうがいいんでないか?
憑依型・儀式型に共通する問題点
突発的な行動
- 感覚や気分、インスピレーションに従って動くため、計画や確認が不十分になりやすい
- 結果として、重要なチェックや整理が抜け落ちることがある
やる気が疲労に直結する
- 書く意欲が高まると集中力や作業量も上がる
- 逆にやる気が低下すると、作業が止まるだけでなく、疲労や精神的消耗に直結する
まあまあ! 善いだろう!
B.作品構造の試行錯誤不足について説明するっち!
<B. 作品構造の試行錯誤不足>
新人作家がよく陥る問題のひとつが、作品構造の試行錯誤不足である。
書きたい気持ちは強いのに、物語の構造を多角的に試すことをしない
プロット型でも憑依型でも、構造を確認・調整する試走を怠ると、物語が偏ったり、読者が混乱する。
具体的な問題点を引っ張りぬく。
<問題の具体例>
結末や重要イベントの先行不足
- 先出型プロット型でない場合、物語の進行中に重要な展開が曖昧になりやすい
自由度はあるが迷子になる
- 後出型や憑依型では、自由に書ける反面、試走不足で展開が迷走し、読者に意図が伝わりにくい
調整力の不足
- 中を出す型でも、前後のバランスを見ながら書く試行が不足すると、物語全体の流れが破綻しやすい。
<儀式型について>
儀式型は上記の感覚とは別物で、この問題点とは少し異なる。
文体やリズムに重心があるため、
作品構造の「調整不足」というよりも、書く行為そのものが作品の形を決まる。
つまり、試走不足というよりも、形式・リズムへの依存が全体の整合性に影響する。
<儀式型のさらなる特性>
儀式型は文体・リズム・形式に依存するタイプが多いが、必ずしも全体の整合性に縛られるわけではない
中には、生成のプロセス自体が中心になっている作家もいる。
作品の「意味」や「整合性」よりも、書く行為やリズムの生成そのものが主眼で、
言わば、生成機械のように書くことが優先されるタイプ
この場合、先述のプロット型や憑依型の問題点(試走不足・構造の迷走など)はほとんど当てはまらない。
「生成機械型」の特徴(儀式型の亜種)
意味は後から付いてくる。
書いている最中は、物語の意味や整合性をほとんど意識せずに文章を生成する
伏線も無自覚に配置されることがあるのだ。
後から読み返すと、「あ、ここ伏線になってる」と気づくパターン
作家本人は意図的ではなく、書く行為のリズムや反復に従って自然に配置されている。
彼等は試走というより、追走/追想というのが正しい、これが試走のパターンになる。
基本的に先を読むと同時に、数話昔の所から読み直す必要がある。
<試行錯誤不足の誤認>
試走や構造の検証が不足すると、作家は自分の作品の状態を誤認する。
「上手く書けている」と思っていても、実際には構造の偏りや未整理が残っている場合がある
儀式型・憑依型では、誤認は常に発生する。
儀式型は降臨や生成のリズムに従い、書く行為そのものを主体としている。
憑依型もキャラクターや感覚に没入しているため、客観的な試走が行われにくく、
本質的に「試走」という状態が存在しない、
彼らは、降ってくるインスピレーションや湧き出る感覚をそのまま受け取り、書く。
そのため、構造や整合性を意識した試行錯誤は最初から行われていない。
<勢い型作家の書き方と注意点>
-常に注意を払う必要がある
-正しく降りてきているか?
-「湧き出る感覚をそのまま飲み込んでいないか?」
彼等はこぞって勢いで書きがちである。
インスピレーションに任せて書くので、構造や整合性を無意識に飛ばすことがある。
それの対策としては、以下が挙げられる。
<対策・工夫>
-場面転換を意識的に入れる
-読者が息をつけるタイミングを作る
-キャラクターの意思や行動を挿入する
-勢いだけで流れないように、物語に一定の制御を加える
-会話劇を挟むなど、緩急を作る
-ペースのメリハリを作ることで、構造上の偏りや誤認を緩和
-タイミングを敢えてずらすことで、勢い型の弱点を補う
プロット型、彼等に伝えることはない。
もう、考えられる頭脳があるのだから、
好きに書けば問題ない。
────話しを変えさせて頂きまして。
こちユルを例に挙げよう。
これが…「作品構造の試行錯誤不足というやつ」がどういった物かを解剖してやる。
例:『こちユル』における作品構造の試行錯誤不足
伏線や結末の配置
- 物語の重要ポイントやクライマックスは存在するが、先出型ではなく書きながら生成されている部分が多い。
- 結果として、読者が「ここでこうなるのか」と理解するタイミングが不規則
勢いで書かれた場面
- 儀式型・憑依型の性質で、キャラクターや場面の感覚に従って書かれている
- そのため、構造的には整っていない部分や前後のバランスが崩れやすい・
緩急・間の調整不足
- 会話劇や場面転換が意図的に入ることもあるが、構造上の調整としては無自覚に行われている
- 読者としては、物語のペースが掴みづらい箇所がある
生成過程が主で意味は後から付く
- 書き手は、書く行為やリズムに没入しており、意味や整合性は後から気づく形で生じる
- つまり、試走不足の誤認が常態化している。
これが例として挙げる、
こちユルの文体的問題点だ。
────────。
これから、難しい話をするので。
ぼーっとした頭のまま理解して欲しい。
多くの作品にはジャンルという枠決めがあると思える。
(そうでないと、困るからね?)
─────────────────。
<『こちらは神材派遣管理会社「ユル」でございます』の多層的ジャンル構造>
百話を迎えるにあたり、私は改めて、自分の書いてきた作品の構造を俯瞰してみた。
こちユルは、表面的には毎回の物語が独立したエピソードとして奔っている。
しかし、その奔走の裏には、作者としての私の試行錯誤と、
読者に与えたい「多層的体験」が隠れている。
多くの作品は、ジャンルという枠の中で物語を整える。
しかし、こちユルでは、その枠を敢えて壊す、あるいは複雑に干渉させることをしている。
結果、ジャンルや構成要素は単一ではなく、同時並行で走る状態化したものになった。
<7層の構造>
この奔走を整理すると、私はおおよそ7つの層に分けて捉えている。
表層、中層、深層、神話、言語、メタ、未来の7つである。
(もしかしたら、過去も含まれるかも?)
1. 表層:日常・体験系
表層は、読者が直接触れる日常や体験の層だ。
修道女、家政婦体験、巡礼、成長、体験型小説といった要素がここに含まれる。
文体は具体的で五感描写や動作、会話が中心であり、読者は自然に感情移入しやすい。この層は、物語の基盤であり、読者を作品に引き込む入り口となる。
2. 中層:文体・形式・物語構造
中層では、儀式型小説やメタ要素が奔る。
文体は正装されず、リズムが独特で文章長にばらつきがあるため、読者は読みながらペースを調整する必要がある。
没入感と同時に圧力を与え、物語に対する集中と適応を促す層である。
3. 深層:知識・思想
深層には神学、宗教学、哲学、記号論、存在論が含まれる。
文体は抽象的で、概念や比喩、象徴が中心になる。
読者は思考を伴い、知識や想像力を働かせる必要がある。この層は物語の思想的な支柱として存在する。
4. 神話層:象徴・運命
神話層は占星術やオカルトなど、象徴的・運命的要素で構成される。
文体は寓意的で予言的、直感で理解する必要がある。読者は非現実感に包まれ、物語の「運命感」を体験することになる。
5. 言語層:古典・暗号表現
ラテン語、ギリシア語、モールス信号などの要素がここに含まれる。
文体は暗号的かつ多言語混在で、読解には負荷がかかる。
読者には知的緊張を与え、理解には辞書や知識を必要とする層である。
6. メタ層:自己参照・構造的遊び
メタ層は物語が自己参照する層である。
物語の内部で「物語であること」を意識させる表現が奔る。
読者は視点を揺さぶられ、物語の外側からも楽しむ体験をすることになる。
7. 未来層:未到・可能性
未来層は、未明確な次の展開や概念の層である。
伏線や予兆、抽象概念がここに含まれ、確定しない表現が多い。
読者は想像力を駆使し、次の展開への期待や不安を抱くことになる。
7層の同時奔走と読者体験
こちユルでは、これらの層が同時に奔っている。場合によっては層がさらに厚くなり、表層から未来層までが同時並行で動くこともある。
読者は、どの層を追うか、どの層に意識を置くかを無意識に選びながら読む。その過程が、読解を「体験」に変える。
表層では感情を動かされ、中層では文体のリズムに圧力を感じ、深層・神話層では思考や直感を働かせ、言語層で知的緊張を味わい、メタ層で視点を揺さぶられ、未来層で想像を委ねられる。
この7層の奔走こそが、こちユルの個性であり、
読者にとっての挑戦である。
特にこちユルでは、
同じ言葉の発音で、漢字を当て字やと違う意味を配置する。
『ダブル・ミーニング」といった手法が多発する。
特に顕著なのは「見る」、「視る」、「観る」、「魅る」、「看る」、「未視」のどれかだと思う。
───見るの三分割用は説明する気にはなれん。
(君達大人だし? 俺より頭いいだろうから、辞書で調べてよ)
(言う、云う、謂うでも違うし……)
───試行錯誤不足というのは、
試行していく内に錯誤していく過程で───不足していくと、
『ダブル・ミーニング」といった手法がなくなるということだ。
可能であれば「トリオ」「クインテッド」ミーニングを取り入れることだと思う。
(要するに柔軟性が長期連載の仕方で、
困る時に役立つからというだけだ)
唯、これを乱発すると書いてる方にもかなり苦労するってこと。
儀式型と憑依型だとそんな暇がなくなるので、
無理せずにという容だ。
<作品構造の試行錯誤不足の対策>
柔軟性を持つ。
固定観念や先入観に縛られず、書きながら構造や表現の可能性を探索する。
儀式型・憑依型でも、勢いで書きながら調整できる範囲で柔軟に試す。
多様な可能性を追う。
ジャンルや手法に囚われず、試せる表現は全て試す
ダブル・ミーニング、トリオ/クインテッド・ミーニング、文体の揺らぎ、構造のズラし…など。
<受容体としての心構え>
「好奇心」と「受領力」を持つことが重要
文章やキャラクター、構造、アイデアをまず受け入れ、試してみる。
試行錯誤が不足するのは、受容体が閉じている状態に他ならない。
色々なゲーム、アニメでも音楽でも良いのです。
持てる武器を増やそうって話ですね。
何だろうな、解説ではない気がして来たぞ?
次は「3.読者との距離感の誤認を説明」します。
此方は基本的にSNSや、
作品内での読者との距離感の誤認についてです。
基本は作品内での読者との距離感の誤認について話します。




