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ノスリル共和国エージェントとクリス博士

「お待ちしておりました」

「久しぶりだね、サヤカ。少々アクシデントがあってね。予定より遅れてしまった」

「そのようですね。ご無事でなによりです。もっと遅れるかと思いました」

 ミサイル攻撃の話は、もうここまで伝わっているらしい。説明する手間が省けた。


 俺は、サヤカに軽くあいさつをして、ノスリルのメンバーに視線を戻した。

 サヤカが紹介してくれた。

「彼が今回のミッションに参加するユーリ連邦軍のMr.Kです」


 基本的に他国との合同作戦の時は、名前は明かさない。

 他国の連中が敵に捕まった際に、情報が漏れるのを防ぐためだ。

 身元の確認は、連絡員同士が公式にコンタクトをとってからお互いのエージェントを紹介するという形をとっている。


 今度はノスリルの連絡員が握手のために手を伸ばしながら紹介した。

「私はノスリル共和国の連絡員、リリーです。こちらの二人がエージェント、Mr.BとMr.Jです」

「よろしく」

 リリーは、サヤカに負けず劣らず美人の部類に入る、ブロンドのグラマーだ。


 なぜか、どの国も連絡員は美女が多い。

 もちろん、連絡員も特殊工作員の一人で、その能力は常人よりも抜きん出ている。

 例えば、サヤカは一見おっとりしているように見えるが、ナイフ術の使い手で、さらに底なしの酒豪らしい。

 語学にも堪能で、8ヶ国語を自在に使い分ける。その特性から、先発隊の連絡員として現地に先に潜入していることが多い。


 Mr.Bは、小柄で格闘技か何かをやっているようながっしりした体格の黒人だが、黒縁のめがねをかけている姿は、IT関係も強そうな感じがする。

 反面、Mr.Jはでかい白人だ。2メートル近くもあろうか。

 背の高さを気にしてたせいか若干猫背になっているので、背筋を伸ばしたら2メートルを超えるかもしれない。


 俺は、三人と軽く握手をし作戦内容の確認に入った。

 壁面に作戦内容が映し出された。


 作戦の内容は次の通りだ。

 救出するターゲットは N市の郊外にあるCビルという研究施設の地下5階にいる。

 我々は、運搬業者とイスラン軍兵士に変装し、運搬業者のマークが入ったトラックで空爆予告発表まで待機。

 予告が発表されると、Cビルは動かせるものを全て移動させようと大混乱になる。

 それに紛れ運搬業者として建物内に浸入し、博士を救出後ビルから脱出。

 そのまま北部にある海岸部まで異動し海岸に隠してあるボートで沖合いに移動、そこにはノスリルの潜水艦が待っている、という手はずだ。


 ターゲットであるクリス博士の顔写真が映っている。

 年齢42歳、赤毛の美女だ。

 とても100年に一人の天才科学者には見えない。

 映っている写真は白衣を着ていて化粧気がない顔だが、メイクアップしドレスを着て夜の街にでれば売れっ子になりそうなほどの色気が漂っている。

 直接会うのが楽しみだ。



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