表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
562/617

「チウメの話し2」


 「で、チウメちゃんの話しだけだと、

くそたの部屋に残っていたのは、

 チウメちゃんともとめ先生とヒトメちゃんの3人だけになったはずだけど、

その後、どういうことがあったの?」

 ホウセイは、

 わざと、

 ヒトメが違う話をしているとチウメに思い込ませるような話しをした。

 「それで、

 私はあのときはオチタくんのお芝居だと思っていたから、

 なんとなく、おかしくなって、つい笑ってしまったの。

 そうしたら、

 何故か、

 もとめ先生まで笑いだしたの」

と、

 チウメが話したところで、

 永久が思わず、 

 「今、何故かって言ったよね」

と口を出してしまったのだった。

 「ゴホン...」

 ホウセイがわざとらしくセキをした後、永久の方をちらっと見て、

今は黙っているように目で合図した。

 永久とホウセイの様子が明らかにおかしかったので、

 チウメは、

 「ヒトメは違うことを話しているのね」

と、

 ホウセイの目を見ると、

 「さあ...

 今は言えない。

 これまでのことが嘘じゃないんなら、

 ヒトメちゃんがどう話したなんか気にしないで、

 堂々と本当のことを話せばいいんじゃないかな」

と、

 ホウセイは

チウメをわざと挑発するような言い方をしたのだった。

 すると、

 「それもそうですね。

 私は嘘はついてませんから。

 えーと、

 もとめ先生も何故か笑いだしたところからですよね」

と言って、

 チウメは少し不機嫌そうな表情を見せた後、

すぐ普段の表情に戻って話しを続けたのだった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ