表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
557/617

「真の悪魔?」


 そして、

 さらに、

 ヒトメは、

 訊かれてもいないのに、

 「でも、

 本当の悪魔は、

 もとこ先生じゃなく」

と、

 そこまで話して、

 ホウセイたちが

思わずヒトメの意外な言葉に驚きの表情を見せてしまったがために、

 そこで急に話すのをやめてしまったのだった。

 ヒトメが急に黙り込んだので、

 ホウセイが、

 最初に、

 その理由は自分たちがその言葉に思わず驚き、

それを顔に出してしまったがために、

 ヒトメにそのことを悟られると共に、

 ヒトメ自身は、

 ホウセイたちがもとめを悪魔だ

と思い込んでいるに違いないので、

余計な話しをしない方がいいと思って黙り込んだに違いない

と思って、

 わざと、

 「ヒトメちゃん、

 安心して。

 木太郎と永久はどう思っているか、

 知らないけど、

 俺だけはもとめ先生、チウメちゃん、ヒトメちゃんの3人が、

 今回の悪魔というより、

 今回の真犯人だったとは思っていないから。

 正直に話してくれないかな」

と、

 わざと木太郎と永久は名前を出した3人が共犯だと疑っている

と思わせるような言い方をした。

 すると、

 ホウセイの言葉からホウセイの意図に気づいた木太郎は、

 「俺はずばりもとめ先生とヒトメちゃんの仕業だ

と思っていたんだけどな。

 今の感じだと違うのか?」

と、

 わざとそう言って、鼻をひくひくさせた。

 そして、

 永久も木太郎の言葉で、

 ホウセイと木太郎の意図に気づいて、

 「俺は、悪いけど、チウメちゃんとヒトメちゃんが共犯で、

罪をもとめ先生になすりつけようとして自殺に見せかけたんだ

と思ったんだけど、

 違うのかな」

と、

 やはり、

 わざと嘘を言ったのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ