表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
481/617

「消えた記録メディアの数と脅迫のネタ」


 「それならSDカードを処分しても、

パソコンのデータを消しても無意味だよな」

と、

 永久が言うと、

 「そう、

 実際、

 脅迫のネタは、

 画像じゃなかったと思う。

 それから、

 SDカードは2枚は最低あったと俺は考えている。

 実は、1枚、俺がもらう予定だったんだ。

 バックアップ用のSDカードもあったんだろうな」

 ホウセイがそこまで話すと、

 「ということは、

 画像が脅迫のネタでもないのに、

 そう思わせるために、

 犯人は

わざとパソコン内のデータの一部を消した

ということか?

 でも、

 もう1枚のSDカードはどうなったんだ?」

と、

 永久が訊く。 

 「犯人がトイレかなんかに流して、

もう処分済みだろう」

 「でも、

 画像が脅迫のネタじゃないなら、

 どうして?」

 ホウセイの言葉に、

 永久がまた訊くと、

 「もとめ先生をもとこ殺しの犯人にするためさ」

と、

 ホウセイは

あたかも今回の事件の概要がすべてわかったかのように、

 そう断言した。

(続く)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ