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「露店風呂ともとこと永久」

 

呼び出された永久とチウメが食堂に現れる。

 「まず、チウメさん、

何で今日露店風呂入らないの」

 もとこはいきなり訊く。

 「アスカさんが気になって」

 チウメは正直に言うと、

 「じゃあ、入りなさい。」

 「はあ」

 「そういう理由なら入りなさい」

 「でも...」

 「中にはバスタオルも

 普通のタオルも浴衣もあるから入りましょう」

 「ですが...」

 「実はデブならやめておきなさい」

 「そんなひどい」

 「じゃあ、決まりね」

 「じゃあ、永久くん、

アスカちゃん以外に誰が一票入れたかわかる」

 もとこはまたいきなり訊く。

 「そ、それは」

 永久が口ごもっていると、

 「僕です」と

 おちたがもとこが言う前に言ってしまう。

 「もう、早過ぎるわよ。

 もう少し、この子を反省させない」と

 もとこはが怒ったように言う。

 「すいません」と

おちたが頭を下げると、

 「冗談よ」と

もとこは笑いだすと

 「永久くん、女子に人気がないのは、

髪の毛のせいだと思ってるでしょう」

 永久の思っていることをズバリつく。

 「そう思ってるなら明日の試験も負けるわよ。」

 「ええ、明日もやるんですか」

 永久はとまどう。

 「そうよ。

 だから、今日、一緒にお風呂入るの」

 もとこが意味不明なことを言うと永久は何を勘違いしたのか、

 「僕も一緒に入るんですか」と

とんちんかんなことを言いだすと

 「どう、みなさん永久くんとも一緒に入らない?」と

 もとこが言うと、

 「別にいいですけど」と

 ヒトメが言うとアユメたちも顔を見合わせて、頷く。

 「ですって、どうする。度胸ある」

 もとこがにやりと笑う。

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