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「チウメがナイフを部屋に放置していた理由」




「そうだな。

 では、チウメちゃん、

 例の演劇用のナイフだけどさ。

 何で、

 わざわざ今回の合宿に持ってきたの?

 アスカちゃんみたいに護身用ならわかるんだけど、

 部屋においたままだったから、

俺たちには何でチウメちゃんが

あんなナイフ持ってきたのか、

 その理由がわからないんだな」

 ホウセイがそこまで話すと、

 「それがですね。

 持ってきたというより、

 前に演劇部で合宿があったときに

入れっぱなしにしたままの状態の旅行用のスーツケースに、

 今回の荷物を詰め込んでしまっただけなんです。

 それで、

 たまたま入っていただけなんです。

 でも...

 それが、

 今回の不幸の原因なんですけど...」

 チウメは少し悔しそうな表情で話しをした。

 「ああ、そうか!

 それなら納得だな」

 木太郎は笑顔で言う。

 「信じてくれるんですか?」

 チウメが、

 木太郎の顔を見て少し表情を和らげた。

 「まあね。

 俺も旅行用の鞄とかじゃないけど、

 そういうことよくするからね」

と言って、 

 木太郎がチウメの方を見て笑うと、

 ホウセイは、

 逆に険しい表情になって、

 「じゃあ、

 チウメちゃんが例のナイフを持ってきたのを、

 何で、

 アスカちゃんが知ってたのかなあ?

 それじゃあ、

 普通、わかりようがないよねえ?」

と言うと、

 「えっ?

 アスカが何故知ってたかですか。

 それは当たり前ですよ」

 チウメは平然と言ったのだった。


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