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「4本のナイフの移動と木太郎の考えとホウセイの反論」

 

 「うーん?」

 おちたは木太郎の言葉に

それだけ言って首を捻るだけだった。

 「木太郎、

 そうすると、

 ナイフをすり替えたのは、

 もとめ先生だった

と言いたいわけか?」

 ホウセイはそれしかない

という感じで木太郎の方を見ると、

 「いや、違う。

 ナイフのすり替えは単純じゃないんだよ。

 すり替えをやったのは、

 もとこともとめ先生の両方なんだよ」

と、

 木太郎は、

 今度は鼻をほじりながら言う。

 「うーん?」

 おちたはそれしか言わない。

 「木太郎、

 はっきり言って、

 よくわからないぞ。

 くどいが、

 くそたの部屋には、

 本物と偽物のナイフが

それぞれ1本づつあったんだ。

 で、

 そのうち、

 偽物はアスカちゃんので、

 もうひとつはもとめ先生のだろう。

 だから、

 すり替えられたナイフは、

 チウメちゃんのともとこのとしか

考えられないじゃないか?

 もし、

 もとめ先生ともとこが

 それぞれ、

 すり替えたのなら、

 ナイフは元に戻るだけで、

 おちたが使ったナイフは偽物に戻っているはずだからな

 だから、その可能性はない。

 むしろ、

 もとめ先生が、

 もとこのナイフとチウメちゃんのナイフ

をすり替えた

と、

 考える方が自然じゃないか。

 もとめ先生が自殺をしたのも、

 おちたが使ったナイフが自分がすり替えたナイフだ

ということに気づいたかもしれないじゃないか」

 ホウセイが反論すると、

 「それなら俺にもよくわかる」

 おちたは頷きながら、そう言ったのだった。


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