表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
308/617

「チウメのはなし5」

 

 「うーん?

 どういうこと?」

 「このナイフは本物なんです」

 ホウセイがチウメに訊くと、

 チウメはそれだけ答える。

 「本物だから、

 もとめ先生は死んだんだろう?」

 「ですが、

 最初に

もとめ先生が自殺を謀ったときのは偽物だったんです」

 「だから?」

 「ですから、

 あの部屋には

本物のナイフと偽物のナイフがあったんです。

 私はそんなこと知らないので、

 どうやって、

 もとめ先生が偽物のナイフでは自分を刺したのか気になって、

 このナイフを掴んでしまったんです。

 そしたら、

 本物で...」

 チウメはそこで黙り込む。

 「要するに、

 チウメちゃんの指紋がついてしまったということ?

 だから、

 ナイフごと持ち去って、逃げようとしたの?」

 チウメは黙って頷く。

 すると、

 木太郎が、

 「二本の偽物のナイフに二本の本物のナイフか?

 偽物はチウメちゃんとアスカちゃんので、

 本物はもとこと?

 そうか?

 もとめ先生のだったのか」

 独り言のように呟いた。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ