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「ヒトメの話し2」


「ヒトメ、泣いてちゃダメでしょ! 

 しっかりしてね」

 アユメが、

 やさしくヒトメの頭を撫でる。

 「ごめんなさい」

 「ほら、これでで涙を拭いて」

 アスカが横から自分のハンカチーフをヒトメに渡す。

 「それで、

 レイカとくそたくんの部屋に戻ろうとしたら、

 部屋からちょうど泣きながら走ってきたチウメ]

とばったり会ったの。

 で、

 チウメは

 「あたしじゃないの。

 でも、信じてはもらえないわよね」

とか言って、

 どこかに走っていったの。

 それで、

 レイカと二人で部屋に入ったら、

 もとめ先生がベッドの横で血まみれで倒れてたの。

 そして、

 レイカと二人で確認したらもう亡くなってたの。

 それで、

 レイカと二人でもとめ先生をベッドに運んで、

 手を組ませてあげて、

 顔にハンカチをかけたの。

 そうして、

 二人でどうしようか考えていたら、

 1階のどこかで足音が消えたの。

 そうしたら、

 

 レイカが、


 「もとこかもしれない」

と言ったので、

 二人で、

 くそたくんの部屋にあった武器を持って、

 構えながら、

 そっと部屋の外を見たんだけど、

 誰もいなかったの。

 そしたら、

 また、

 レイカが、


 「ここは危険よ。

 とにかく、逃げましょ。

 怖いけど二人別れた方が安全よ」

とか言って、

 先に逃げちゃったの。


 それで、

 私はどこに行こうか迷ったんだけど、

 1階で音がしたので、

 2階のこの私の部屋に来て鍵を閉めたの。

 それだけ」

 ヒトメがそこまで話すと、

 「その話、おかしいなあ?」

 木太郎が思わず呟いた。


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