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「次は各部屋の中を探せ4」

 


 「他は?」

 アスカに囁かれて、

 木太郎はまたドアに耳をあてた。

 「...」

 木太郎は人差し指を口にあてる。

 「じゃあ、正面の部屋に隠れていたのか?」

 おちたが木太郎の様子を見て、

ホウセイの耳元で囁くと、

 「先に207号室、確認行った方がいいんじゃないか?」

 おちた、アスカ、アユメの順に

その耳元で同じように囁く。

 「どうしてよ?」

 アスカが首を傾げながら、

 ホウセイの耳元で囁き返すと、

 「そうすれば、安心して、

 ゆっくり、この部屋の様子を窺えるだろう」

 「ああそうね」

 アスカがホウセイの耳元に囁き返すと、

 ホウセイは木太郎の耳元で同じことを囁き返した。


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