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「隠し扉の封鎖と、もとこ対策」
「まず、
オオシマさんを
一階にださないようにしないとな。
もとこだけならどうにかなるが、
オオシマさんは強そうだ」
と
ホウセイが言う。
「あのプレートを壊すしかないな」
木太郎が言うと、
「あのプレート?」
首を傾げるおちたにプレートの意味を説明した。
「わかった。
でも、ゲーム中は無理だぞ」
おちたは言う。
「チャンスは、
もとこ先生が
ゲームが終わって部屋に戻ってすぐだ」
「よし、
もとこ先生が部屋に戻ったら、
すぐ壊そう」
三人はそう決めた。
「もとこ先生の方はどうする」
ホウセイが訊く。
「その後、話しがあるって言って、
もとこ先生の部屋に行って、
そこでもとこ先生を縛り上げるんだ、
みんなに気づかれないようにな」
木太郎が言うと、
「そうだな!
そして、
部屋に閉じこめておいて、
警察を呼べばどうにか丸く治まるな」
3人はそんな甘い考えでいた。