「もう一人の知恵」本道
*「悩む木太郎とホウセイ」に続きます。
以下表記のないのが本道です。
その他はおまけですので適当にどうぞ。
「誰かもう一人呼んで相談しよう」
ホウセイも
同じことを考えたのかそう話し出すと、
「俺的には、
永久か、
アスカちゃんか、
レイカちゃんだな。
役に立ちそうなのは」
と言う。
「そうだ、もとめ先生は?」
木太郎が鼻をほじながら言うが、
「もとめ先生はゲームしなきゃならないだろう」
と
すぐホウセイに却下される。
「やっぱり、
さっきの3人だけど、
よく考えると、、
永久とアスカちゃんは、
もとこ先生には弱いからなあ」
と
木太郎が言うと、
「じゃあ、レイカちゃんか?」
と
ホウセイが言い、木太郎も頷く。
「じゃあ、
レイカちゃん呼んでくるよ」
ホウセイがまずレイカの部屋に行くが、
レイカはいないようだった。
食堂も見るが、レイカはいない。
誰かの部屋に遊びに行っているらしかったので、
ホウセイが戻ってくる。
「レイカちゃん、いなかったぞ」
ホウセイがそう言うと、
「もしかしたら、
これは二人で考え直せということかもしれないぞ」
と
木太郎は鼻をほじりながら言いだす。
「そうか。
下手にこの話しをして、
信じて貰えなかったら、大変なことになるしな」
と
ホウセイも同意する。
「そうすると、
まずは、
証拠の無線機のようなものを捜さないとな。
よし、
今のうちに管理人室から合鍵をとってくる」
「そうだな。
ゲームが終わるまでに証拠を確保しなければ、
最悪の場合、
オオシマさんに皆殺しにされて悲惨な結末になりそうだ」
「オオシマももとこも呼びつけでいいよ」
「しかし、クセになると」
「そうか、
一応さんと先生をつけておくか」
「じゃあ、
ゲームの途中で、
俺の部屋に、こそっと集合だ」
木太郎が言うと、
ホウセイは頷いた。