BADEND2連発BADEND「おもらしもとめA」おまけ
*おまけですので、
読み飛ばしてください。
「もとめのトイレとウォシュレット」に続きます。
もとめは焦っていた。
何故かおなかの調子が悪かった。
ゲームの際、
緊張しすぎて、
喉が渇いたので飲み物を飲み過ぎたせいか、
ストレスで胃がやられているせいかもしれない
と思っていた。
もとめには、
腹が痛く、
部屋までの距離が凄く長く感じられた。
やっと部屋についたと思ったら、
鍵がなかった。
探したがなかったので、
試しにドアノブを開けたら、開いた。
そのときだ。
やってしまったのは。
ドアが開いた瞬間、緊張感がなくなったのだ。
もとめは部屋に戻って泣いた。
しかし、
そうもしてられないので、
前のようなことがないように、
部屋に鍵をかけた後、とりあえず、
シャワーを浴び、洗濯した。
姉が呼びに来るまで待つしかない。
また、
バカにされるに決まっているが、
待つしかなかった。
しかし、
もう30分も立つのに呼びに来ない、
姉の意地悪か?
洗濯物はないと言ったのも意地悪だったのか、
でも、そんなことを考えてもしょうがないと、
もとめは思い直した。
そして、
後で聞かれたら、
体調崩したということにして、
寝てしまおうかと考えていた。
すると、
もとめはトントンとドアをノックする音に喜んだ。
やっと来てくれたと。
問題は誰を連れてきたかだ。
とりあえず、
頭が痛いと言おうと思った。
「はい、どなた」
「私よ」
「あのね。頭痛くて」
「嘘でしょう。また、漏らしたんでしょう」
「本当、頭痛くて」
「じゃあ、今日はそのまま寝てなさい。
明日もずっと」
「えー」
もとめはとりあえず焦った。
でも、
明日になれば、
服も下着も全部乾くから、
それで済むと思って、寝てしまった。
もとめは目覚めた。
何かが違った気がした。
周りを見回す。
部屋が立派だ。
とりあえず、
207号室ではないようで、
もとめは安心した。
オンシラーズ高校の合宿は無事終わった。
生徒たちは大満足のようで
合宿中の面白いエピソードが学園に広がった。
中でも、
ゲームで負けそうになって逃げ出したという、
もとこの妹のバカなエピソードが
生徒の間で大ウケだったという。
(終)