「もとめのトイレとウォシュレット」
「えーと、メだっけ。
簡単過ぎだから、言葉を選ぶか」
永久は何か考えている。
すると、
もとめの顔は少し青ざめて、
「ご、ごめんなさい、
ちょっとだけ、席はずさせて、ごめんなさい」
と言うと、
「また、ウンコ、
ちゃんとトイレットペーパー確認してしなさいよ」
と
もとこが、
もとめにはきつい一言を言う。
「はい」
と
もとめは言うと走って部屋に戻る。
「なんか、
もとめ先生て、
もとこ先生の子供みたいですね」
と
木太郎がまた調子よいことを言うと、
「俺、子供の頃ペーパー確認しないでアレやって、
大声だしてかあちゃんに、
持ってきてもらったから、
よく母ちゃんに怒られたよ」
と
もとこがいなくなったせいか、
さっきまで不機嫌だったくそたが笑わす。
「俺のところはウォシュレットがあるから問題なし」
と
木太郎が言うと、
「バーカ、簡単に拭いてから、ウォシュレット使うんだよ」
と
ホウセイが言う。
「そうなの?」
と
ヒトメも首を傾げる。
「簡単に拭かないと飛び散るだろう」と
ホウセイが言うと、
「何でですか」
と意外なことに
チウメが真面目な顔で訊くと皆笑いだした。
「なんかチウメちゃんらしくないから、
この話しはやめよう。
イメージ崩れるよ」
と
永久が言うと、
「私ならいいの」
と
ヒトメは、
ちょっとムッとして感じで言う。
「おバカは何訊いてもいいの」
と
アスカが、
ヒトメの頭を犬の頭のように撫で回して言うと、
皆大笑いした。