表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
167/617

「ゲーム再開」


 「じゃあ、私からいっちゃうわ」

 もとめが言うと、

皆しょうがなく頷く。

 「じゃあ、

 トイレの側で何かを見たおちたくん」と

 もとこは意地悪く質問する。

 木太郎が

 「トイレの側でおちたは何を見たんだ」

 つぶやいて口を押さえる。

 もとめはうつむき、

 おちたはトイレ?と首を傾げる。

 「イジメ、

 イジメの得意なもとこ先生」

 おちたは言って、

 しまったと思った。

 「おちたくん覚えておくわよ。

 嘘、冗談」

 しかし、

 もとめの目はあやしい。

 「ジゴク、ジゴク行きかももとめ」

と 笑って言う。

 「うーん、ゴジラ。

 ゴジラに似ているくそたくん」

 「ひでえ」

 「ゴリラよりいいじゃん」

 木太郎が言うと頭をはたかれる。

 「ジか、ジコク、

 デートには遅刻しそうもないチウメさん」

 「誰がくそたとデートすんだよ」

 言いかけて

 木太郎は慌てて口を押さえる。

 「コオリ、

 コオリのように冷たそうな永久くん」

 「俺、冷たい?そんな。

 オトコ、

 なんだかオトコ嫌いみたいなアスカさん」

 「あら、何でわかったの?

 トンマなヒトメ」

 「ブー」

 「あー油断した。でも、いいわ」

 207号室行きがないので安心している。

 しかし、

 「207号室行きがないのは今日までよ。

 明日はもうリセット」

 もとこはそう言うと、

 にやりと笑った。

 


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ