「もとめVS木太郎」
「じゃあ、もとめ、あんた弱いし、
さっきビリだから、
ハンデのためにも、先にやりなさい」
と
もとこが命令するように言う。
「ありがとう、姉さん」
と
もとめは一応礼を言う。
「では、マネをしまして、
トマト、アスカさん」
「じゃあ、
私もマネ、
マヌケ、木太郎くん」
「俺がマヌケかよ」
「バカ、そういう問題じゃないだろうが」
と
おちたに頭を叩かれる。
「へへへ、時間稼ぎだ。
まいったか、ヌリエ、もとめ先生」
と
木太郎得意のインチキだった。
「また、リンゴ。
あー、また、あー」
と
もとめは頭を抱える。
「あんたねえ、本当に私の妹なの」
と
もとこは今のにはさすがに呆れた。
「また、あんたからやる?
それともやめとく」
「やめておきます。
頼むから私を指名しないで」
「やだよー」
と
木太郎が、
アッカンベーをするとみんな大笑いする。
「死んだら道連れにしてやる」
と
もとめは本気か冗談かわからない言い方をする。
「冗談でーす」
と
木太郎はごまかすが、
冗談か本気かはそのうちわかる。
「じゃあ、木太郎くんから」
もとこに指名されて
「では、ゴリラ、もとめ先生」
と
木太郎は笑ってもとめをまた指名し、
「鬼、本当に死んだら道連れよ」
と
もとめはいいながら、
「リスト、木太郎くん、仕返しよ」
と笑う。
「僕とやる気ですか。
よし、
スリムでスリムになったもとめ先生」と
木太郎がまたもとめを指名すると、
「スリム?それいいの?」
と
もとめが首を傾げると、
全員が
「セーフ」
と言う。
「また、
リかこのハナクソ王子め」
もとめもだんだん興奮してくる。
「リコウ、
ハナクソ小僧の木太郎くん」
と
もとめも挑発するように言う。
「さすが、
お利口なもとめ先生、
僕を怒らせましてね。
では、コリス、
はい、リスより可愛いもとめ先生」
「うーん、クソガキ。
また、リ?うーん、リ」
「10,9,8,7,6,5,4」
「うわー、リース、あー」
もとめはまた頭を抱える。
「何が、クソガキだ。
クソガキ相手に負けるな。
元おデブさん」
と
木太郎が言うと、
くそたが木太郎のすねを蹴る。
「元おデブ?
あーそんなことより、あと1回」
もとめはパニっくていたので、
元おデブでピンと来なかった。