「最終結果と木太郎の選択」
「では、最後の1票、行きます。
えー、なんと4番です。
おめでとう。
その結果、2番、3番、4番、6番、7番
各2票となりました。
そして、1番、5番は0票
という凄い結果になりました」
と
ホウセイが言うと、
木太郎は鼻をほじった後、
立ち上がり、
「えー、
ということですから、
僕が優勝者、準優勝者、
そしてビリを決めさせていいます」
と偉そうに言う。
「先生、この後、ゲームやりますか?
それとも、
これでビリの207号室決めますか」
と
木太郎は何故かもとこに訊く。
「木太郎くんはどうしたいの?」
と
もとこが逆に訊くと、
「合宿最後の夜ですから、
できればゲームをやりたいです」
と
木太郎が正直に言うと、
「そうね。
最後の夜だもんね。
じゃあ、こうしましょう。
この後、
ゲームをやって、
今回のビリとゲームのビリとで
207号室行きゲームをやりましょう。
ダブルゲームよ?
どーう?」
と言うと、
みんな意外にも
嬉しそうなに拍手する。
「やったあ!
じゃあ、
僕にちょっと時間をください」
と
木太郎は鼻をほじりながら、何か考えている。
「早くしろよ」
と
おちたが催促すると、
「うーん、結構悩むな」
と
木太郎が今度は股間を掻いた。