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「結果発表と偉そうな木太郎」
「うーん、
このまま行くと同点となり、
木太郎の意見で決まる可能性が出てきましたね。
女性のみなさん今のうちに、
木太郎に媚びを売っておくといいだすよ。
というのは、冗談です」
と
ホウセイが言うと、
木太郎は偉そうに鼻をほじる。
ヒトメは何か言いたそうだが、
アスカに口を押さえられている。
「では、後2票、一気に行きますよ。
えー、3番です。
おめでとう。
大接戦ですので、まとめます。
これで、2番、3番、6番、7番各2票、
4番が1票です。
これで、
1番、5番の優勝はなくなりました。
地獄行き目前です」
と
ホウセイが言うと、
また、
ヒトメが何か言いたそうに動くがアスカが止める。
木太郎はますます偉そうに鼻をほじりだすと
ハナクソをヒトメに投げる。
しかし、
ヒトメもアスカも
木太郎が最終判断権を握っているのを知っているので、
苦笑いして我慢する。
「じゃあ、
ゲームもやりたい気がしますので、
さっさと発表しますか、よろしいですね」
と
ホウセイが言うと、
女たちは息を止め、頷いた。